【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】苦手だった料理が好きになったきっかけ。たくさんの出会いをくれた器(marikoo00さん)
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縁があって受け継いだり自分自身で購入した中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@marikoo00 (以下、mariko)さんのお話です。
存在感に一目惚れ。今でも使うたびにはっとする気持ちに
mariko
料理が苦手だった私。結婚をして仕事をしながら毎日ご飯を作るのが苦痛になったとき、レシピ検索をしながら目に止まったのが小澤基晴さんの器でした。
食卓にあたたかく馴染みながらも、どこか芯のある存在感。一目惚れでした。
はじめて我が家に器がやってきた日のことは、今でもはっきり覚えています。狭いワンルームの部屋が、特別な空間になった気がしました。
器を使いたくて、あんなに苦手だった料理がいつのまにか好きになっていきました。
行けるタイミングで個展があると、県外にも足を運びました。その場所で出会う人たちとの思い出も器と一緒に残っています。
待ち時間に一緒にランチをしてくれた方、車で送ってくれた方、実は以前に同じ会社で働いていた方、 熊本で貴重な地震のお話を聞かせてくれた方。
いろいろな出会いがありました。
そして小澤基晴さんご本人にも。こんなに緊張することはないくらい緊張しましたが、器から感じていたのと同じように、あたたかく芯のある素敵な方でした。抜群のセンスあるユーモアも。
小澤さんの器は毎日使っていても見慣れることはなく、毎回はっとする存在感があります。盛り付けているとき、食べているとき、洗っているとき。素敵だなぁと感じるのです。
春の料理も夏の料理も、秋の料理も冬の料理も。和食にも洋食にも、中華にも。小澤さんのお人柄のように、 そっと寄り添ってくれるような器 。
今までもこれからも大切に、共に時間を過ごしていきたいです。
一目惚れで出会い、毎日のように使っていても毎回素敵だと感じられる器。理想的なものとの関係ですね。思い出もあわさり、もの以上の存在になっているのかもしれません。
作家さんのお人柄に触れると、器への愛着が増しますね。素敵な器と美味しそうなお料理がよくお似合いです♩
(編集:kaori)
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