【今日の読みもの】自然を感じ、家で過ごす時間を愛おしむ暮らし(ki_no_ieさん)
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今日の読みものは北海道の自然豊かなロケーションにお家を建てられた@ki_no_ie(以下、kaoru)さんのお話です。
今回のテーマは「自然と暮らす家」。kaoruさんのお家で過ごす日々についてお伺いしています。
立地を最大限に活かし、四季を感じる家
私の家は森に隣接した土地を活かし、効果的に窓を配置した間取りを設計していただきました。
その中でも特にわが家のアイコン的な存在である「キッチンのコーナー窓」は、四季折々の景色を美しく切り取ってくれます。
キッチンに立ち、ふと目をやるとその先には揺れる木々。ただぼーっと眺めているといつしか時間が経っているような、心を癒してくれる眺めです。
ダイニングで朝食をとる時にはリビングから見える遠くの山々が色づいてきたことに気づいたり、晴天の日には綺麗な青空にすがすがしい気持ちになったり。
春には桜、冬は雪景色を眺望でき、四季の移ろいを感じさせてくれます。ここに越してきてからは、朝食の際にテレビをつけることはめっきりなくなりました。
外を眺めてゆったりと過ぎる時間が、他の何にも代えがたい大切なものになったのです。
自然に囲まれたこの場所だからこそ「家の中で使うものもできるだけ天然素材のものを選びたい」。
そんな想いのもと、家具も白・グレー・黒と明るめの木目を基調とした我が家に馴染むものをセレクトしています。
天然素材の家具はその一つとして同じものがない表情が魅力で、日々の暮らしと共に変化していく様子を愉しめる良さもあります。
木目のアイテムを選ぶ際には、明るめのオークや床材に採用したバーチの色に近いものを選ぶように。
リビングのローテーブルはメインの床材と同じバーチ、ラウンジチェアは籐のもの、ダイニングチェアはビーチ材で床材に近い明るい木目。
ダイニングテーブルもホワイトアッシュをセレクトするなど、木目のトーンを合わせることを徹底して。小さなこだわりではありますが、これがインテリアの統一感に繋がっていると思っています。
土地柄決して便利とは言えない場所にあるわが家ではありますが、日々変わっていく景色を眺めながらこの家で過ごす時間は、私にとってとても大切なもの。
便利さでは得られないものを自然からもらっているような気がします。
窓を効果的に配置し、自然の借景を楽しむ暮らし。様々な情報が簡単に得られる今「四季を目で見て感じる」そのシンプルな時間が一番の贅沢なのかもしれませんね。
日々を心豊かに暮らすためのおうちづくり、とても素敵です。
(編集:megu)
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