【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】織物の世界に魅せられて。私の想いを形にする手織り機(spin_onedayhomeさん)
- コラム
- 読みもの
縁があって受け継いだり自分自身で購入した中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@spin_onedayhome (以下、tomo)さんのお話です。
手にする人を幸せにする作品を生み出す道具たち
omo
「これからもずっと大切にしたいもの」 と聞いて真っ先に思い浮かんだものは、作家の私にとって体の一部になりつつある手織り機です。
元々何か自分でお店を始めたかった私は三十代目前で今の作家活動を始め、それまで触れたことも無かった「織物の世界」に飛び込みました。
日本は織物の歴史も古く、たくさんの伝統的な織物が存在しています。
祖母や母が大切にしていた着物も織物のひとつ。幼い頃から織物というものにどこか自然と惹かれていたのかもしれません。
手織り機にも様々な大きさがあって、私は3つ持っていますがどれも木材で作られた素朴なもの。
使い始めて三年の年月が経った今は私の作品作りに無くてはならないものとなりました。
手織り機の他にも、仕上げや細かな作業に欠かせない木の針や横糸を通すシャトルと呼ばれるもの、モビール製作に使っているニードル、糸紡ぎに使うスピンドルなども私にとって欠かせない大切なものです。
仕事道具は地味なものが多いですが、そこから産み出す作品は私にしか作れない「誰かにとって大切なもの」となり、日々私の夢を輝かせてくれています。
木の温もりや使い込まれているからこその愛着が感じられるtomoさんの作品を生み出す道具たち。その道具を使って一つ一つ丁寧に仕上げられた作品がまた誰かの手に渡り大切なものとなっていく、そんなストーリーが見えるようなお話でしたね。
手仕事の道具たちはその佇まいもまた素敵。織物の魅力は作品だけにとどまらず、作り出される工程や道具にもどこか惹かれるものがあるのだなと思いました。
(編集:megu)
specialthanks
Article / 読みもの
Category
daily mukuri / アイテム
Category