【暮らしの中のお花】少し大人っぽさを演出して。枝物や実物を取り入れた落ち着いたトーンのクリスマスアレンジ
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日々の暮らしの中で欠かせないもの、大切な家具から雑貨、お花、珈琲なんて方もいるかと思います。
家具を買うときに、材質の種類やメンテナンス、塗装の特徴と言ったことや、お花屋さんに寄った際に、季節の花や生け方、日持ちするの?なんて、値段に差こそあれど、ちょっと知ってるだけで選択肢が広がることがたくさんあると思ってます。
そう言った、ちょっと知ってると暮らしに広がりが出る、そんな「へ〜、なるほど〜、そうだったんだ!」と思ってもらえるようなコラムを「暮らしの中の◯◯」シリーズとしてお届けしていきます。
「暮らしの中の〇〇」シリーズはこちらからご覧いただけます。
クリスマス前からお正月まで長く楽しめる
12月に入り、寒さが一気に加速しはじめ冬が深まってきているのを感じます。
街中では至るところでクリスマス装飾が施され、冬の澄んだ空気にイルミネーションの輝きがとても幻想的な雰囲気を演出してくれています。
店内に流れるクリスマスソングやクリスマスケーキのカタログを目にすると、「ああ、いよいよ今年もクリスマスがやってくるな」とワクワクした暖かい気分になります。
今回は、クリスマス前からでも飾れる枝物や実物を取り入れたクリスマスアレンジをご紹介したいと思います。
使用する花材はドライになります。12月は何かと忙しく、あっという間に過ぎていく月なので少し早めにクリスマスの準備をしていきましょう!
生け方とポイントのご紹介
◯用意するもの
・薩摩杉:1本
・松ぼっくり:3個
・三又ホワイト:1本
・花瓶:高さ14cmの四角のもの
クリスマスカラーといえば赤と緑のイメージが強いですが、白も雪のホワイトクリスマスを連想させてくれてくれるので、いつもと違った少し大人っぽいクリスマスを演出できると思います。
では、まず使用するお花のお話です。
松ぼっくりはまず、松が開花した後に実になります。この実にたくさんの種子が付いていて、その種子を飛ばした後の殻のような状態のことを言います。
松ぼっくり自体には花言葉はないのですが、松の花言葉は「不老長寿、永遠の若さ」。
由来は、松が針葉樹で、冬でも枯れず寿命が長いためだと言われています。
では早速いけていきましょう!
1.まず花材をカットしていきます。
三又40cm前後、薩摩杉30cm前後、松ぼっくり15cm前後に。
松ぼっくりには、ワイヤーをかけておきましょう!(今回はワイヤー付きのものを購入しました)
2.器の左半分に、薩摩杉を全部入れます。
3.器の右半分に、三又を入れます。少し高低差をだして飾りましょう。
4.最後に、三又の前に松ぼっくりを集めて飾ります。
今回使用した花材は、3つともクリスマスの装飾にとても人気の花材です。
松ぼっくりと三又は元々ドライになっていて、薩摩杉は多少色がアンティークになりますが綺麗にドライになってくれます。
今の時期から飾って、クリスマスが終わったらここに松の枝や千両などをプラスすると一気に雰囲気が変わり、お正月花材として楽しむこともできますので、是非アレンジしてみてくださいね!
お花のご紹介をさせていただくようになり早3年…。今回を持ってコラムを終了させていただくことになりました。
こちらで、人気のお花や季節のお花、あまりお花屋さんで見かけないようなお花など、色んなお花をご紹介する機会をいただけて、お花が少しでもみなさんにとって身近なものになっていたら嬉しいです。
お花は、嬉しい気分の時は一緒に祝福してくれて、少し悲しい気分の時はそっと寄り添ってくれて。時には勇気をくれたり、心を緩めてくれたりと私たちの心にとてもパワーをくれるものです。
これからもみなさんの日常がお花とともにありますように…。
では良い年末年始をお迎えくださいね!
12月に入ると、気分はすっかりクリスマスモード。街も少しづつ活気が戻ってきて、イルミネーションを見てはクリスマスまでのワクワク感を楽しんでいます。
赤と緑の定番のクリスマスカラーとは違った、落ち着いたトーンのクリスマスアレンジも大人っぽさがあって良いですよね!クリスマスが終わっても、また花材をプラスしてお正月まで長く楽しめるのも嬉しいポイントです。
3年に渡り、これまで様々なお花をご紹介いただきました。
中には知らなかったお花があったり、アレンジの仕方やお花の魅力をたくさん教えていただき、私自身もお花のことを少し詳しくなれましたし、さらにお花を好きになれた気がします。
お花コラムは今回で終わってしまいますが、これからもお花と共に暮らしを楽しんでいけたらと思います。
久保さん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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