【暮らしのインテリア】椅子と共にある暮らし。好きなもので囲まれた家を持ちたくて〜ヴィンテージ家具が似合う家(_tokkogramさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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築35年の中古マンションをリノベーションするまで
初回は、わが家のインテリアについてご紹介させていただきました。とにかく椅子が多いです。そんなわが家はどのようにできたのか、何回かに分けてお話させていただこうと思います。
2人暮らしなのに椅子が20脚以上あるというお家は珍しいと思いますが…わが家のテイストがお好きな方への参考になれば嬉しいです。
tomokoさんの前回までのコラムはこちら
https://mukuri.themedia.jp/posts/categories/5918937
椅子好きが高じてスタートした家探し
もともと私も夫も仕事上、家具には詳しかったので、良い椅子を手に入れて生活したいという思いは一緒でした。
夫は結婚前からカイ・クリスチャンセンデザインの3人掛けソファや1人掛けソファを所有していましたが、新婚旅行先の北欧から帰ってきてからは更に椅子欲が高まったように思います。
少しずつ増え、来客がある度に椅子の多さにびっくりされるようになりました。
いよいよ自分たちの好きなもので囲まれたお家を持とうと決心がつき、物件探しが始まりました。
自分たちにピッタリだったリノベーション
希望はといえば、椅子がたくさん置ける広いリビング。無垢床のリビング。できれば海の見える眺望の良い場所。こんな感じでした。
住みたいエリアは私たちには一戸建ては難しいと考え、マンションで探しました。
でも、新築では自分たちの好みの物件がないような気がしてリノベーションに興味を持つようになったものの、何からすれば良いのかわからなかったので勉強会に参加することに。
前から行ってみたいと思っていた場所で、勉強会が開催されることがわかったのも良いタイミングでした。
そしてリノベーションだとオーダーメイドで好きな家にできるということがわかり、これだ!と思いました。
勉強会を開催していたジーフラットさんは物件探しから設計、施工、引き渡しまでお任せできるワンストップリノベーションを行っていたので、ぜひそのサービスを利用したいと思ったのと、無垢床を推奨されていた(やりたかった!)のもあり、説明を聞いて安心して任せられそうだと感じてお願いすることにしました。
心惹かれた物件との出会い
いくつか内見した中で、今住んでいるマンションに決めたわけですが、初めて入らせてもらった時のとにかく広いルーフバルコニーからの眺望にはびっくり。一気に心を持っていかれました。
カーテンを開けっぱなしでも、どこからも見られないつくりになっていたのも決め手でした。部屋の中にいても海までの景色が見えるので、とても開放感があります。
また、購入時は築35年でしたが建物自体はシンプルなデザインで、コンクリート打ちっぱなしの部分もわざと取り入れてあったりして古びた感じがないところや、マンション敷地内に植栽がふんだんに取り入れられているところも好きなポイントでした。
敷地内の外灯なんかもさりげなく配置されているのが良くて、帰ってきた時に癒されます。そういう風に感じられるかどうかも、日々暮らしていく中では大事だなあと住んでみて気付きました。
もともとの間取りは、昔ながらの3LDK。真ん中に壊せない壁があったので大胆な間取り変更はできませんでしたが、スケルトンにして全部を新しくすることにしました。
参考にしたインテリア
家具には詳しくても、内装のことには疎かった私たち。実は中古マンションを買ってリノベをしようと決めるまで、どんな家にしたいのかあまり考えていませんでした。
好きな家具が似合う家であれば良い…くらいのふんわり加減で、専門的なことはプロに任せたほうが良いと考えていたので尚更ですね。
そんなわけで、家づくりについて真剣に考え始めたのは家が決まってからだったと思います。
家探しを始めた頃にインテリアスタイリストの石井佳苗さんを知ったのですが、ご自宅のインテリアを拝見すると私の好みどんぴしゃで、さまざまなテイストをミックスした力の抜け加減の素敵さに目を奪われました。
本を出されているのを知り、リノベの勉強に「Love Customizer2 DIY×セルフリノベーションでつくる家」を購入しました。
セルフリノベーションとまではいきませんが、色使いや素材の使い方を参考にすることに。
また、出かけた先で入ったカフェやお店や美術館で自分の好きな空間を確かめたり、毎日のように雑誌やインターネットやSNSでリノベ事例を探しました。
人も猫も居心地の良い家
この時4歳の愛猫も一緒に暮らしていたので、人も猫も居心地の良い家にしようと考えていました。
間取りを決める際には、リノベ会社さんに好きな事例の写真や私たちの持ちものや趣味を共有し、次の要望を伝えました。
・椅子をたくさん置ける無垢床の広いリビングが欲しい
・ポスターを貼ったりして遊べる自由に使える大きな壁が欲しい
・たくさん収納できるウォークインクローゼットが欲しい
・猫のためのキャットウォーク、脱走防止扉を設置する。可能ならどこかに猫穴を開けたい
すると、リビングと寝室をアールの壁で仕切るという案をいただきました。家の中に曲線の壁!という発想にワクワクし、その間取りを採用。アールにすることによって、リビングを広く見せられるということでした。
実際にマンションにしては広く、リビング・ダイニングは約21畳のスペースをとることができました。寝室は約7畳。水回りはもとの位置から動かさず、キッチンは5.5畳のまま。ウォークスルークローゼットとして5.5畳の部屋を設けることができました。
今回はここまでです。次回は、それぞれの場所にこだわったことをお話できればと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。
椅子がたくさん置ける家、好きなもので囲まれたお家を持ちたい…そんなご主人の椅子好きがきっかけとなってスタートしたtomokoさんご夫婦の家づくり。
2人暮らしで椅子が20脚以上もあるとは驚きましたが、こだわりの椅子や家具を持ちたい!という気持ちはインテリア好きさんなら共感できますよね。
良い椅子と共に暮らしたいという思いは、お2人が共通して思っていたこと。好きなものに対しての考えをご夫婦で共有している部分や、同じ方向を向いていることも素敵な空間づくりに繋がっているのだな〜としっくりきました。
広いバルコニーにお部屋から海が見える眺望も、開放感があって気持ち良さそうですね。勉強会があることやワンストップリノベーションのことなども、リノベーションの知識がない私にとっては知らないことばかりで勉強になりました。
家具に詳しいtomokoさんご夫婦が、内装のことは疎かったとおっしゃっていたのが意外でしたが、お家を拝見していると全くそんな風に感じませんね。石井佳苗さんのインテリアは拝見したことがありましたが、この本は読んだことがなかったので読んでみたくなりました。
猫ちゃんのための場所やそれぞれこだわった部分についても、また詳しく聞けるのが楽しみです。
tomokoさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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