【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】使うほどに家族の色に染まって。家の象徴的な存在になったヴィンテージのダイニングテーブルとチェア(natsume777さん)
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縁があって受け継いだり自分自身で購入した中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@natsume777(以下、なつめ)さんのお話です。
一目で気に入って。味わいのある家と共に家具も育てていく
なつめ
今年築10年になった我が家。入居の時、一目で気に入って揃えたダイニングのテーブルとチェアは、これからもずっと大切にしたい我が家の象徴です。
ダイニングテーブルはイギリスのヴィンテージ。チェアは、アーコールチェアが3脚とチャーチチェアが1脚。どっしりとした畳1枚分の大きなテーブルに、チェアは欲しかったデザインのアーコール、どちらもその場で購入をきめました。
私たちは古いものの味が好きで、小さな工務店で建ててもらったこのおうちも好きな古道具や窓をはめ込んでもらったり、照明も昭和の古いものを使ったりと、味わいのあるおうちになるようにと考えました。
だから、家具も育てていくものがいいねと話して探しました。
当時の私たちの予算からしたらとても高い買い物でしたし、こどももまだ小さかったのでヴィンテージを購入することに汚れたり壊れたりすることも考えて、一瞬躊躇したけれど。。
そもそも家具は暮らすためにあるものだし、ヴィンテージはそれこそ出会い。もう二度と会えないし、使っていくうちにできた傷や汚れも家族の色になっていくよね、と。
高い買いものだからいつもなら悩むところなのですが、なぜか夫婦ですぐに気持ちがそろって。納得してお迎えしました。
その後、こどもたちにいろんなお手伝いをしてもらう時や、大切な日にはささやかなパーティーも、このダイニングテーブルとチェアと共にしてきました。特にまだ細かい話はしないけど、私たちが思っていること、いつか伝わるかな。
この10年で直したり、磨いたりしながら大事に使ってきました。まだまだこれからも、もしかしたらこどもたちに譲る時まで大切にできたらと思っています。
一目で気に入ってお迎えしたヴィンテージのダイニングテーブルとチェアは、出会うべくして出会ったのでしょうね。そこから10年、使っていくうちにできる傷も汚れも家族が大切に使ってきた証を残しながら。
共に過ごしてきた時間や思い出と一緒に家族の色に染められて、なつめさんのおうちでまだまだ深みを増していきそうですね。
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