【暮らしのインテリア】完璧を求めない。家族がみんなで参加できる仕組みを〜ゆるりと心地よい家づくり(otamaotama123さん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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笑顔で過ごすために家を整えるということ
前回のコラムでは「家族がゆったりと暮らせる心地よい家」について、採用したものやことについてお話しました。
今回は「心地よい暮らし」を実現させるために心掛けていることについてお話します。
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「心地よく暮らす」とは
私は元来せっかちで色々なことに興味があり、忙しくなって無理してしまうタイプ。だからこそ日々の暮らしの中でゆったり過ごすことを意識しています。
忙しい日々が続くと思っていることができなかったり、ものが散乱したり。気持ちも落ち着かずイライラが募り、誰かがイライラしているとその気持ちは家族にも伝わってみんなイライラしてしまうもの。
結果、家で過ごす時間がとても居心地が悪くなるという負の連鎖が起きてしまいます。
心地のよい家にするために家族はもちろん、まずは自分自身がいかに「穏やかに楽しく暮らせるか」が大切だと思い、家づくりにもその思いを活かしました。
休みの予定は基本的に“一日一つ”を心掛けています。以前は出かけるのはもちろん、旅行が大好きで休みの度に予定を詰め込んでいました。
しかし自分の都合でこどもたちを急かしたり、疲れて帰ってきた時に家も散らかっていたりするのがすごいストレスであまり家に居たくないと思ってしまうように。
そこで意識して休む日をつくることで心に余裕が生まれ、家で過ごす時間が長くなったことで「インテリアをより良くしたい」と考えるようになりました。
家族みんなが片付けたくなるように
我が家は私も含め全員片付けが苦手。だからこそ「片付けのハードルを下げる」ことを一番重要視しています。少しでも面倒くさいと思うとそれが積み重なってすぐに散らかってしまうので、とにかく簡単にできるのが大事だと思います。
まず私が実践したのは、散らからない仕組みづくりと一時置きボックスの活用。ワンジャンルワンボックス、ワンアクションで出し入れできて、使用する所に収納場所があるかを意識しています。
「元の場所に戻っていればOK」とゆるくルールを設け、ボックス内は整頓されていません。
暮らしていればどうしても散らかりますが、収納場所が決まっているので5分くらいでだいたい元通り。探し物をするイライラからも開放されました。
こどものものは成長に合わせ、しまいやすさにも気をつけて。例えばパジャマや下着は身長に合わせて自分のものが見やすく手が届きやすいようにしたり、お食事中に使うおしぼりや冷蔵庫の中身もこどもが使うものはできる限り低い位置において取りやすくしたり。
洗濯物はリビングで畳んだら自分でしまう、お風呂から上がったら自分で着替えられるなど動線も意識しています。
よく使用するシルバニアやレゴ、カードゲームなどはリビングに隣接しているキッズスペースに置き、2軍のおもちゃは2階のこども部屋に。
おもちゃはボックスごとに「かぐ」「にんぎょう」「ちいさいもの」ぐらいの分け方で。あまり細かく場所を決めてしまうと面倒くさくなってしまわなくなるので、ざっくりポイポイ収納が丁度いい。
リビングで遊びたい場合はボックスごと移動して遊びます。次女でも簡単に持ち運べて片付けられることや、リビングから近いけれど見えにくい場所におもちゃ収納を置くことを意識しました。
いかに簡単に片付けられるかを考えて実行していますが、それでももので溢れかえってしまうことがあります。そんな時は自己嫌悪になることも。
「〇〇が片付けないからこうなる」と怒ったりしないように、仕組みが合わなかったのだと捉えるように心掛けて。見直すいいタイミングだったと思い、もう一度ものの量と動線、しまいやすさを考えます。
こどもの収納はどうしてしまえなかったか?やりにくいところがあるか?を聞いて、できる限り一緒に考えながら決めています。
成長と共ににものが増え、使うものも変わってくるのでゴールはありませんが、試行錯誤しながらいらないものの整理をしては仕組みを整えるを繰り返しています。
上手に頼り、チームでやることの大切さ
我が家ではすべてのことが「チーム制」。
昔の私は大体のことは自分でやらなければ気が済まないタイプでした。人に頼るよりも自分でやる方が早く、満足する結果が得られると思っていたから。
ある日、仕事の先輩に「チームの中で一人が何百万売り上げたとしても限界が来て休んだらゼロになる。それならば一人一人が少しずつでも売れるチームのほうが強いし、それぞれが成長することでそれが何倍にもなる。自分がいなくても成り立つチームを作りなさい」とアドバイスを受けました。
それからは常に張りつめていた気持ちが少しずつ和らぎ、頼るべきところを頼むとスムーズに成功し、全体の雰囲気が格段に良くなった教訓があります。
家族の間でも同じで、一人で頑張っても限界が来て常にイライラしたりできない自分が嫌になったり。だからこそ全員で取り組むことを大切にし、誰かが働いている時は全員で手伝うのが決まり。
我が家には「土曜日の午前中は家中をきちんと片付ける」というゆるっとした決まりがあり、全員でやると早く終わるしなんだか楽しい。
各自の分担を決めていないので「自分の分担ではないのに何でやらなければならないのか」というストレスもありません。ただみんなで一緒にやるだけです。
下の子は大体途中で飽きて、側で転がったり応援隊で終わったり。それでも家族が同じ時間を過ごし一緒のことをするのが大事だと思っています。
みんなで暮らす家ということを忘れずに
家で過ごす時間が増えるにつれて「自分の好きな空間で家族と心地よく暮らしたい」という気持ちがより強まっていきました。
そしてその心地よい暮らしとは完璧を求めず、ゆるっと整えることで段々と実現していくものだと思っています。
いずれは大きな戦力になると期待を込めて子どもが手伝いやすい簡単な仕組みをつくり、今できることを増やしているのも心地よい暮らしへの第一歩。
洗濯物をたたんだり、しまったり、片付けたり。娘たちができるお手伝いは小さなことですが毎日のことなのでとても助かっています。
結婚当初は全く料理も洗濯もしたことがなかった夫でしたが、今では朝食をつくったり休みの日に料理をしたり、家事全般が得意になりました。
終わった後は「お疲れ様。みんなありがとう」「やったね !いえ〜い!」みたいな楽しい感じで、必ず感謝の気持ちを伝えることを心掛けています。
インテリアも家族が使いやすいかを意識して「どう思う?」と意見を聞くようにし、配置換えをしても家族が使い辛いと感じていたら元に戻します。
まだまだうまくいっていないことばかりですが、人生100年まだまだ先は長いからゆっくり理想に近づければよいと思い、今の暮らしを楽しみたいと思います。
みんなで暮らす家、自分の満足度はもちろん家族の満足度も重要。しかし家族と言えど、みんな同じとは限りませんよね。だからこそ「自分はこう思うけれど、みんなはどう?」と相手の意見を聞き、方向性を決めていくというのが大切なのだと思います。
otamaさんが実践しているのは自分たちに合った収納やお片付けの形を決めるということ。完璧を求めずにお片付けのハードルを下げつつきれいをキープできる仕組みを考えることで、ゆるりと続けられるというのが負担を感じずとてもいいですよね。
散らかってしまうのは仕組みが良くないからと捉え、見直すチャンスだと思える気持ちがとても素敵だと思いました。おもちゃ収納や身支度スペースなども、お子さんの目線になって高さや動線を考えることで自然とお片付けや自分のことは自分でする習慣が身についていくのではないでしょうか。
otamaさんの家族みんなが楽しく家時間を過ごせるような空間とは、相手を尊重しながら家族というチームが一丸となってつくり上げていくもの。「時には頼りながら頑張りすぎない」そんな心のゆとりが心地よい暮らしにもつながっているのだと思います。
otamaさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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