【暮らしのインテリア】あたたかみのある雰囲気をまとう無垢の木を使用したオープンキッチン〜自然素材でつくる「呼吸する家」(__kago.11さん)
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理想としているカタチを追い求めて
今回のコラムでは、我が家のキッチンについてお話させていただきたいと思います。
kago.さんの前回のコラムはこちら
自分の思い描くキッチンにするために
家を建てる前から、自分の思い描くキッチンで料理ができたらどんなに素敵だろうかと、「キッチン」という場所そのものになんとなく憧れがあったように思います。
毎日立つ場所だからこそ、お気に入りの場所にしたい。でもいざ、本当に自分たちのキッチンを作るとなると、予算や家全体とのバランスなど考えなくてはならないことも沢山。
キッチンは私が一番こだわった部分でもあり、悩んだ部分でもあります。
キッチンて、家づくりの中でも特に費用がかかる場所なんですよね。これ以上予算を増やすのも…と、初めは建築士さんに提案いただいた標準仕様で十分だと思っていたんです。
でもどうにも決めきれずにいた私を見て、夫が他のデザインを見てから決めてもいいんじゃない?と言ってくれました。
家づくりのチャンスなんてそうそう何度も巡ってくるものではありません。予算のことも頭に入れつつ、自分が本当に理想としているのはどんなキッチンなのか。まずそこから始まりました。
木材×ステンレスのオープンキッチン
家を建てた当時、子どもたちは2歳と4歳。まだまだ目が離せない時期だったので、最初に出てきたイメージは、子どもたちを見ながら料理ができる対面であること。
そして、家全体も自然素材を沢山使ったつくりなので、キッチンも木材を使ったあたたかみのある雰囲気にしたい。というものでした。
色々調べていく中で、「木材×ステンレスのオープンキッチン」が自分の憧れるイメージだとはっきりしていきました。そして出会ったのがウッドワンのスイージーでした。
無垢の木を使用しているということ。そしてその風合いをそこなわない塗膜で守られているため、乾拭きか水拭きでさっと拭くだけというお手入れの簡単さも魅力的でした。
実際にショールームに見に行き、やっぱりこれだ!とすぐに決めました。面材はニュージーパイン(ナチュラル)6年経った今、経年変化で飴色にいい感じに育ってくれています。
生活感がある方が好き
オープンキッチンとなれば、調べていく中で出てくるのが、手元を隠せない問題。立ち上がりのあるデザインのほうがリビング側から見えにくいので来客の際に良いということです。それは設計士さんにも言われました。
でも私は元より、生活感がある程度見え隠れする生活風景に惹かれます。洗い終わったお皿がかごに干してある様子、生活の様々な道具を眺めているのが好きなんです。
なのでそこはあまり心配していませんでした。というより、自分の性格上、全ての物を上手に隠してずっと完璧にしておく。というのは無理ということがわかっていたので。笑
広いフルフラットにしたおかげで、作業も配膳もとてもしやすく、子どもたちと一緒に料理をするのも快適にでき、我が家はこの形を選んでよかったなと思っています。
キッチン周りの仕様
背面のカップボードとウォールキャビネットも、同じくウッドワンで統一。カスタムが可能だったので、カップボードの扉はガラスと木材の2種類を選びました。
ガラス側にはディスプレイも兼ねてあまり重ねたくない作家さんの器を中心に。木の扉のほうはスタッキングできる器を収納しています。低身長な私でも使いやすい位置に設置していただきました。
タイルは名古屋タイル。背面の色は少しアクセントをつけたかったのでグレー、クッキングヒーター横はリビングからの繋がりが馴染むように白を選びました。
当時、園からのプリントが多く負担に感じていたので、管理しやすいようにマグネットボードをお願いしました。
子どもたちにもとりあえずそこに貼っといて!とお願いできるので助かっています。どこかにしまい込むと忘れてしまう性格なので、ここは作って良かったなと思える場所です。
今は子どもが2人とも小学校に上がり、ペーパーレス化も進んでいるので、徐々にディスプレイも楽しめるようになってきました。
次回も引き続きキッチンについてお話できればと思っております。
kagoさんが理想と予算との間でたくさん悩みながらも、たどり着いた今のキッチン。木材×ステンレスの組み合わせが、自然素材いっぱいのお家にまさにぴったり。
お家の雰囲気に馴染んでいながらもその存在感は抜群です。6年経った今、すでに変化してきているという無垢の味わいがさらに深くなっていくのもまた楽しみですね。
オープンキッチンにお料理や道具が並んだ自然な生活風景は、まさに暮らしそのもの。住む人のあたたかさを感じる暮らしの雰囲気がとても素敵でした。理想がカタチになったkagoさんのキッチン、また次回の続編も楽しみです。
kagoさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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