【暮らしのインテリア】何が大切かを考え、無駄を削ぎ落とした間取りを 〜小さな平屋と大きな庭のある暮らし(hikaniwaさん)
- コラム
- 読みもの
いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。
「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
インテリア中心のコラム・記事は一覧はこちらよりご覧いただけます。
コンパクトな間取りに適した洗面脱衣スペースとお風呂
こんにちは、hikaruです。いつもご覧いただきありがとうございます。
前回のコラムでは庭づくりを中心に考えた、土間玄関と繋がるリビングについてお話しました。
4回目のコラムとなる今回は「最小限の洗面脱衣所とお風呂」についてお話します。
hikaruさんの前回までのコラムはこちら
最小限を採用する
我が家は23坪の平屋というかなり小さなお家。予算の問題や掃除のしやすさ、ものを少なくコンパクトに暮らすことを目標に小さなお家を選択しました。
できるだけリビングを広く取りたかったため、1坪の洗面と脱衣スペース、0.75坪の浴槽を採用し、水回りはかなりコンパクトにまとめた間取りとなっています。
0.75坪の浴槽は新築一軒屋ではほとんど見かけないサイズ感。規格サイズとしては1216(cm)というサイズのお風呂になります。
1坪サイズ以上の浴槽が標準仕様だと思うのですが、私は今まで暮らしてきた家やアパート、マンションも全て1坪以下の小さなお風呂ばかりだったので、特に不安を抱くことなくあえて小さくすることを選択しました。
私たち夫婦の身長が結構低いのも大丈夫だと思った理由でもあります。
お風呂が大きければきっと快適だとは思うのですが、優先したいことは人それぞれ。様々な制限もある中で、これが私たちにはベストな選択でした。
ただやはりサイズが小さいことは否めないので、なるべく快適に使えるように扉を引き戸にしました。
掃除に関しては開戸より多少大変だとは思いますが、1坪以下の方には引き戸が断然おすすめ。限りあるスペースを有効活用できます。
またお風呂の内装も必要最低限でシンプルさや掃除のしやすさを優先し、アクセントパネルなしの白い壁、白い床、棚や鏡、窓もなくしました。
窓がないので換気は浴室乾燥機で行いますが、快適に過ごせています。
造作収納棚のある小さな脱衣所
お風呂からつながっている脱衣所はこちらも1坪サイズと小さめ。
できるだけ収納の無駄を無くすために無印良品の収納用品に合わせて木製の造作棚を取り付けてもらいました。
またハンガーを掛けられるようにパイプハンガーなどを設置し、小さいながらも「痒いところに手が届く」そんな脱衣所になっています。
造作棚の1番上は高さがあって使いにくいので、現在は防災用品やストックなどを収納しています。
脱衣所全体が暗めなので1番上は窓にしてもよかったかもなぁとも感じていますが、概ね満足しています。
床は無垢床にしたので、メンテナンスなどが大変かもしれないと少し心配していましたが、今では濡れてしまってもそんなに気にすることなく、シミなども「味」として楽しんでいます。
何より無垢床の見た目が好きなので、採用して本当に良かったなぁと思っています。
洗濯物は、庭が広いので基本的に庭に外干し。
動線は小さな平屋なのでどこへ行くにも近く、そこまで動線は考ずとも快適なのがいいところ。
雨の日は脱衣所のパイプハンガーに干すこともあり、様々なシーンに対応できるようになっています。
リビングとつながる造作洗面台
脱衣所と洗面所はあえて分けた間取りを。
これは来客時にも便利だろうなと思ったのも採用した理由です。
そして洗面所は造作で素敵につくり込んで、リビングと繋げてみることに。
大好きなレトロな雰囲気の100角の白いタイルを敷き詰め、鏡と裸電球、洗面台もシンプルなもので揃えました。
ここには春になると桜が見える高窓があり、リビングからこの光景が目に入るとなんだかテンションもアップするようなお気に入りの場所になりました。
造作洗面スペースはコンパクトではありますが、玄関からもすぐアクセスできるので「ただいま手洗い」にもなり、右にあるトイレの手洗い場を兼ねています。
そして左は独立した脱衣所。コンパクトでありながら、色々と兼ね備えた洗面・脱衣スペースにになっていると思います。
家づくりでは
・常識に囚われない
・他の方と比べすぎない
・背伸びをしない
この3つと決して無理をしないことも大切だと思っています。
家が完成した今となっても「こうだったらいいなぁ」と思うことも無いとは言えませんが、今ある環境や暮らしに日々感謝をして暮らしていきたいです。
hikaruさんの選択した最小限の洗面脱衣スペース。ご夫婦のライフスタイルや来客時のことも考え、必要なものを見極め無駄を削ぎ落としているからこそ満足度の高い間取りとなっているのだと思います。お掃除のしやすさなど細やかな部分にまで目が向けられているのも流石です!
リビングとつながりを持たせた造作洗面は思い切り好きを詰め込んで見た目も楽しむ、そんなメリハリのある家づくりをぜひ参考にしたいですね。
hikaruさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
ムクリのコラムはこちらより一覧でご覧いただけます。
hikaruさんのインスタグラムはこちら
愛用品はこちらから
Article / 読みもの
Category
daily mukuri / アイテム
Category