【暮らしのインテリア】その佇まいや灯す明かりに癒しをもらって。空間を演出する照明の魅力〜自然素材をふんだんに使ったあたたかい家(s_dmhomeさん)
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空間創りにおいて大きな役割を果たす照明
執筆者:すけ(@s_dmhome)さん
こんにちは、すけです。
連載の最後は、家づくりの中で一番楽しかった照明計画について(計画というほどのものではありませんが笑)お話したいと思います。
すけさんの前回のコラムはこちら
フォーカルポイントになる照明
我が家の施工をお願いした工務店の標準は、白いソケットに裸電球のシンプルなものです。
そのシンプルさも気に入ってはいるのですが、家のフォーカルポイントになるような照明がほしいと思い、施主支給する照明を探し始めました。
情報収集に使っていた媒体は、主にInstagramとピンタレストです。素敵な照明をみつけては、どれを付けようか妄想して楽しむ日々。
他に考えなければならなかったことがたくさんあるはずなのですが、家づくりのほとんどの時間を照明に費やしていたと思います(笑)
そんな中、ピンタレストで芦屋flameさんのマドレーヌを見つけました。マドレーヌの柔らかく照らす光とアンティーク感のあるブラスハンガーに一目惚れ。
ダイニングの照明はこれにしたい!とお願いしました。今では立派に、我が家のフォーカルポイントとなっています。
手軽に雰囲気を変えられるダクトレールの設置
調べれば調べるほど素敵な照明は世に溢れていて、いつか使いたいなぁと思うものがたくさんあったので、ダウンライトの数は減らし、ダクトレールを多めに設置してもらいました。
一つはキッチンカウンターの上、二つ目は食器棚スペース、もう一つは梁の裏に。
この天井は、本当はフラットに仕上げたかったのですが、梁が出てしまう仕様になってしまったので、それを逆手にとって見えない位置にダクトレールを設置することに。
今のようにペンダントライトを付けてもいいし、スポットライトにして壁に飾ったものを照らしてもいいねと話しています。
ダクトレールは照明の着脱や移動が簡単にできるので、気分によって照らす場所を変えたり、照明を付け替えたり。手軽に雰囲気を変えることができておすすめです。
ペンダントライトばかりでうるさくならないよう、LDKのペンダントライトは3つまでと決めて、テーブルライトや電球でバランスを調整しています。
愛着の湧くお気に入りの照明
古道具や、作家さんの作品も好きでよく見ています。糸巻き機を照明にリメイクしたり、ホヤガラスと電球を組み合わせたり、一つ一つのストーリーが面白いんですよね。
最近購入したお気に入りの照明は、お花の”カラー”をモチーフにしたもの。照明にかける想いや作成秘話を聞いて、ますます愛着の湧く照明になりました。
この照明を付けるまでなんとなく余白のバランスが悪いなと感じていた壁も、今ではすごく気にいる空間に。明るくするというだけでなく、空間を創るという大きな役割もあるんだなぁと改めて感じた出来事でした。
照明がおしゃれだとおしゃれな家に見える!という自論があって(笑)そのくらい、空間創りにおける照明の役割は大きいような気がします。
照明そのものの佇まいもそうですし、そこから落ちる灯り、空間全体としての演出。
陽が沈み始め、一つ、また一つ、、とぽつりぽつりお気に入りの照明を灯していく時間に、いつも癒しを与えてもらっています。
照明に少しこだわってみると、より一層自分の家が好きになるかもしれませんね。
ムクリさんのコラムも今回が最終回となります。今まで読んでくださった皆さま、感想をくださった皆さま、本当にありがとうございました。
今の家と向き合いながら、当時考えていたことや家づくりのワクワクした気持ちを思い出すことができ、わたしにとっても実りある時間となりました。読んでくださったみなさんの家づくりや暮らしのお役に立てれば幸いです。
わたしの家もまだまだ成長途中。変化する家や暮らしを、皆さまと一緒に楽しんでいけたらと思います。
憧れのムクリさんでの連載は小さな夢が叶ったようで、お声がけいただいた時とても嬉しく思ったことを覚えています。この度は、大変貴重な機会をいただきありがとうございました。
選び方ひとつでインテリアの雰囲気も左右する照明の役割って、本当に大きいですよね。家づくりの中で照明にかけた時間が多かった、とおしゃっていたのにも納得です。
こだわりの照明があるだけで、空間にもグッと特別感が。作家さんのものなど、個性のある照明のセレクトにすけさんらしさが出ていました。
自然素材や古いものを活かしながら、その味わいを大切にしたすけさんのあたたかいお家。ひとつひとつへのこだわりやそこに込められた背景を知るたび、そんな家づくりへの向き合い方がとても素敵だなと毎回感じていました。
これからのお家の変化と心豊かな暮らしを、またいつか拝見できたら嬉しいです。すけさん、今までたくさん執筆いただきありがとうございました!
(編集:maki)
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