【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】 古き良きビンテージコーヒーカップから始まった暮らしの楽しみ(chulashiho1さん)
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縁があって受け継いだり自分自身で購入したりした中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@chulashiho1(以下、chulashiho )さんのお話です。
ものの持つ「背景」を知って愛でる
chulashiho
「これからもずっと大切にしたいものは何か?」と聞かれ、一番に頭に浮かんだもの。
それは日々の暮らしの中で見る度、使うたびに自分の気持ちを上げてくれるイギリスのHORNSEA(ホーンジー)社のビンテージコーヒーカップです。
出会いのきっかけは2年前、インスタグラムで海外の方のHORNSEAコレクションを見て「なんて素敵なんだろう!」と、心を奪われたのが始まりでした。
それまでビンテージやアンティークに興味を持ってはいたのですが、私自身が一人っ子で何でも新しいものを手にして育ってきた環境から、古いものに何となく抵抗があったのです。
しかし、そう思えば思うほどHORNSEAの魅力に引き込まれ、どんどん私の中でお迎えしたい気持ちが増していきました。
そしてついに自分の誕生日を口実に、一客を夫にお願いして買ってもらったのが始まり。
見た目はシンプルですが、北欧デザインを意識したような幾何学的な模様や、こっくりとした渋い色合いが何ともたまらなくて。
眺めながらずーっとニヤニヤしていたのを今でも覚えています。
この素敵な出会いと共に、私の古いものへの抵抗はいつの間にかすっかりなくなっていました…(笑)
ビンテージやアンティークの魅力はそのもの自体の見た目はもちろん、その時代に遡ってどの国のどんな街で暮らす人が使っていたのか、そこから誰に見初められてどうやってはるばる日本にやってきたのかを自分で想像するのが楽しいところだと思っています。
量産された良質なものも世の中にはたくさんあってもちろんそれもいいけれど、古くても良いものを誰かが引き継いで大切に使うという考えって改めていいなと思うのです。
母から受け継いだ着物や帯やジュエリーだって古き良きもの。誰かに引き継げるって素敵なことですよね。
その後、少しずつですが縁あって我が家に迎え入れたHORNSEAは、昨年の秋これまたご縁で我が家に迎え入れたイギリスビンテージのガラスキャビネットに収まって、築古な我が家のリビングのフォーカルポイントになっています。
また、HORNSEAがきっかけで毎日飲むコーヒーも豆を挽き丁寧に淹れるようになったのも嬉しい変化。
私のHORNSEA集めはこれからも続きますし、ずっと大切にしたいもの。
いつか一人息子に引き継いでもらえたら。そんな思いを勝手ながら抱いています。
はじめは古いものに少し抵抗があったというchulashihoさん。私もそこに少し共感しつつ、それを払拭するほどのビンテージカップの魅力ってすごいなと思いました。
受け継いできた方々の思いやここに来るまでの軌跡やその背景を知り、使っていくことが楽しいと思えるもの選び、とても素敵です。息子さんがいつの日か受け継いでくれるのも楽しみですね。
(編集:megu)
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