【暮らしのインテリア】自然を五感で楽しむ好きが詰まった私の居場所〜家族がのびのびと過ごす無垢の家( ymd_home96さん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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家づくりをきっかけに気付いたこと
前回のコラムでは「好き」を存分に楽しめる子ども部屋についてお話しました。
私たち家族がこの家で暮らしはじめてもうすぐ3年。
このコラム連載もいよいよ最終回ということで、住む前には分からなかった暮らし方や気持ちの変化についてお話したいと思います。
のぞみさんの過去のコラムはこちらからご覧いただけます。
景色に癒しをもらって
以前にもお話しましたが、我が家はまず「借景」に惹かれこの土地に家を建てることを決めました。
リビングには大きな窓を設け、借景を一番楽しめる間取りを採用しました。
「カーテンをしない開放的な暮らしがしたい」という希望を叶えるべく採用した大きな窓。
実際に暮らしてみて思うのは「季節を感じることの素晴らしさ」でした。
春になるとどんどんと芝が茂り、落葉樹からは新芽が出てきます。
窓から見える季節ごとの変化はとても楽しく、以前は憂鬱だった梅雨でさえ、緑が濃く美しいと感じるように。
夏は庭に咲くひまわりを見て蝉の声を聞き、隅の畑でたくさん夏野菜が収穫できました。
過ごしやすい気候の秋。少しずつ紅葉していく雑木林を眺めつつ、縁側をイメージして作ったウッドデッキでごろごろするのが大好きです。
冬は日が昇るのが遅く家の中にゆっくりと影がが落ち、雪が降るとすごく静かに感じることを知りました。
季節や時間、天気を通して家の様々な表情を見ることができ、それと共に住んでいる私たちも楽しませてもらっているように思います。
家と共に訪れた私の変化
この家に住んでから始めたことの一つが「庭いじり」。
まだまだ初心者でガーデニングとは言えませんが楽しみながらやっています。
庭いじりのきっかけは外構づくりの時。
家の中のことはInstagramなどで情報収集がしやすかったのですが、当時外構のことを載せている方が少なく、自分たちが一体どんな外構が好きなのか具体的なイメージもできない中、少ない予算で考えなければならずとても悩みました。
そんな中でも植栽をしてもらった時すごく嬉しくて、連日外に出てはニヤニヤと眺めていたことを覚えています。
そこから少しずつ園芸店に通っては、分からないなりに植えてみた庭の植物たち。
成功と失敗を繰り返し今に至ります。
自然の多い立地だからこそ、庭にも家の中にも自然のものが増えていったように思います。
外構の打ち合わせでは植物の名前すら何も知らなかった私ですが、今は好きなお店だったりカフェだったりで「どんな木を植えているのかな」と、つい目がいってしまうほど興味と知識が深まりました。
以前はよく植物を枯らしていた私にとってこの変化はとても大きく、これも家づくりを通じて植物を育てる喜びを知ったおかげだと思っています。
家づくりの時には「そこで生活している様子を想像することが大切」と言うけれど、中々ぼんやりとしかイメージできない中で迷うことも多いかもしれません。
建ってから・暮らしながら、その時々の自分の気持ちを大切に変化を楽しみ好きを増やしていくこともできる。
だからこそ家づくりはこれからもまだまだ続いていくものだと思っています。
好きが詰まった居場所があるということは、私にとって「日々の暮らしを豊かにしてくれる根本」なのです。
6回にわたり連載してきたコラム。こうして家づくりを振り返る機会を持てたことに感謝しつつ、改めて自分はこの家が好きなんだなと実感しています。
最後まで読んでくださった読者の皆さん、本当にありがとうございました。
初回連載スタート当時、まだ暮らしはじめて間もなかったのぞみさんのおうち。3年の月日を経て少しずつ変化を重ねてきたのはインテリアだけでなく、暮らしの楽しみ方。自然豊かな立地ならではの季節や植物を身近に感じられる暮らし、本当に贅沢で羨ましいなと思います。
「家づくり」がきっかけとなりもたらした趣味の時間。暮らしを通じて自然と何かを好きになていくって素敵です。家が建ってからどのように自分らしく、そして家族が居心地良い場所にしていくかを考えることが大切ですね。
のぞみさん、長い間本当にありがとうございました!
(編集:megu)
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