【今日の読みもの】毎日の暮らしを支える台所道具と季節の手仕事(kinari.livingさん)
- 読みもの
今日の読みものは、@kinari.living(以下、kinari)さんのお話です。
毎日のお料理を楽しみ、丁寧な暮らしをされているkinariさん。そんなkinariさんに、季節の手仕事や日々の暮らしを支える台所道具についてお伺いしました。
田舎暮らしで季節の恵みを味わう楽しさ
10年前、私たち家族は田舎暮らしに憧れて、信州の里山で暮らし始めました。
それからは庭の畑で育てた野菜、ご近所さんや実家の畑で採れた旬の野菜などを、新鮮なうちに調理することが楽しみになっています。
春には、庭で収穫したいちごやルバーブでジャムづくり。庭にカモミールが咲き始めると、フレッシュカモミールティーでお茶時間。
新生姜の時期には、クローブ、シナモン、ブラックペッパーなどスパイスをたっぷり入れたジンジャーシロップを作ってジンジャーエールに。
そして昨年、3羽のニワトリを飼い始めてからは、産みたて卵を料理する楽しみも増えました。
長く使い続けられる気に入ったものを
新鮮な食材を美味しく、そして楽しみながら調理する為に大切なのが台所道具。「とりあえずのものは買わない」と決め、長く使い続けられるもの、本当に気に入ったものを少しずつ揃えています。
煮込み料理、揚げ物、炒め物など、シンプルなお料理でも、とっても美味しくしてくれるダッチオーブン。
ダッチオーブンを使い始めて、鉄製の調理器具の素晴らしさを知ってからは、 フライパン、羽釜、てんぷら鍋、中華鍋、鉄瓶と、鉄製のものがどんどんと増えていっています。
鉄製のものは、重いしお手入れが大変なのでは?とよく聞かれますが、慣れるとさほど苦に感じることもなく、使うほどにどんどんと愛着が湧いてきています。
縁あって私の元にやってきた他の台所道具や食器たちも、仕舞い込まずオープン収納にし、すぐ手に取って使えるようにしています。
食器のほとんどは、陶芸が趣味の母が作った器や、大好きな作家さんの作品。そして庭のニワトリさんの卵を入れている木のケース、食器棚などの家具は夫が作ったもの。
作り手の顔が見えるものを使っていると、ぬくもりを感じ不思議とあたたかな気持ちになってきます。これからもお気に入りの台所道具と共に、季節の恵みに感謝しつつ台所仕事を楽しんでいこうと思います。
自然の恵みを直に感じながら過ごす、kinariさんの田舎暮らし。
新鮮な食材を美味しく、楽しみながら調理がしたい…とこだわった台所道具も温かさを感じるものばかり。木でできた卵のケースが、ご主人の自作とは驚きでした!
畑で育てたみずみずしい野菜や季節のものを、日々の暮らしに取り入れて旬を味わう。そんな暮らしの楽しみや魅力が、台所風景から伝わってくるようでした。
(編集:maki)
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