【暮らしのインテリア】心地よい暮らしにつながる生活動線〜開放感あふれる土間玄関と大きな本棚のあるおうち(fkt_homeさん)
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思い描く理想の暮らしを明確にして
執筆者:ふく(@fkt_home)さん
こんにちは、ふくです。今回のコラムは、「生活動線」についてお伝えしていきます。生活動線を考えることは、心地よく暮らすための秘訣だと私は思っています。
今まさに、家づくり中の方やこれからマイホームを考えている方にとって、少しでもお役に立てるきっかけになれば嬉しいです。よろしくお願いします。
ふくさんの前回までのコラムはこちら
理想の暮らしから考える生活動線
このコラムを書くにあたって、家族みんなが心地よく暮らせるマイホームになったのはなぜだろうと振り返りました。久々に、家づくりで参考にしていた書籍も読み返してみました。
振り返ってみると「自分たちの思い描く理想の暮らし」を明確にしたことが、暮らしの心地よさの出発点になっていました。
過去のコラムでお伝えしたように、「家族で話し合ったことを書き綴ったノート」に理想の暮らし(希望・要望)を書き込みました。
そして、理想の暮らしを明確にしたことで、住まいに必要な生活動線について作り手の方と相談することができました。私たち夫婦が、心地よい暮らしのために取り入れた生活動線をご紹介します。
キッチンスペースのみで完結する動線
前回のコラムでお伝えしたキッチン。パントリーを設けるのが主流の中、我が家はパントリーは設けず背面収納を広く取りました。
ストック品、調理器具などをキッチンスペース内に収納でき、料理をしている最中にあちこち行かなくても、後ろを振り返るだけで欲しいものが取れる点が最大のメリット。
デメリットとしては、収納スペースが限られる分、食品の買いだめはできません。収納しているもの自体の場所をしっかりと決めて、ストック管理をするようにしています。
家の近くに大型のスーパーがいくつかあり、買いだめしなくても良い環境だからこの動線が成り立っているのかもしれません。
玄関からダイニングを繋ぐ空間に収納を
私がいちばん満足しているスペースがここ。このスペースがあることで、リビングダイニングがすっきり。アパートで生活していた時、バッグ、コート、ストールなど部屋のあちこちに散乱しているのがとても苦痛でした。
新居には、これらのものを収納するスペースを絶対に作ると決めていたので、真っ先に建築士さんへこの要望を伝えたことを覚えています。
子どもがいる家庭は、ランドセル・習い事のバッグなどもしまう場所が必要になると思います。我が家の場合は、子どもたちのスタディクロークもこの空間に収めました。
毎日このスペースで、明日の準備をする習慣もつき、「あれがない」「これはどこ?」といった会話は、アパート時代での生活と比べて格段に減りました。
洗濯動線をコンパクトにまとめる
洗濯物は洗濯機が洗ってくれるけれど、 その後に『洗濯物を干して→乾いたら取り入れて→畳んで→しまう』という工程に手間がかかりますよね。
我が家の場合、朝の忙しない時間に洗濯物を干すことや、夕方の疲れ切った体で子どもの食事を準備しながら洗濯物を取り入れたり、子どもたちが寝た後に洗濯物を畳んだりの作業が生活の中でいちばん負担でした。
洗濯物は毎日でますし、天候にも左右されてしまう。家族4人のうち3人が花粉症持ちなので、春先は部屋干しを余儀なくされ、部屋の中も雑多となり毎日の生活が窮屈に感じる場面が多くありました。
新居に向けて導入を決意したのは、『家庭用のガス乾燥機』です。そして、洗濯関連のものをできるだけ、ひとまとまりになるような間取りとしました。
毎日やらなければならない家事だからこそ、少しでもその負担が軽くなるような道線を考え、サニタリーの隣にファミリークローゼットを配置しています。
子どもたちが洗濯物を畳んで、決められた場所にしまうといったお手伝いも進んでしてもらえるようになっています。
生活動線は十人十色
自分たちの理想の暮らしに必要な「生活動線」についてしっかり考えたからこそ、心地よい暮らしを、日々積み重ねることができています。
今回のコラムを通して、生活動線について考えるきっかけになってもらえたら嬉しいです。最後まで、お読みいただき、ありがとうございました!
家づくりをする上で、暮らしやすくするために大切な生活動線。どんなに家が素敵でも、住む人が快適に暮らせなかったら意味がありません。
明確にした「自分たちの思い描く理想の暮らし」。生活動線をしっかり考えたことが、ふくさんの心地よい暮らしにもつながっていました。
家族4人分のモノの量も決して少なくないと思うのですが、それぞれの場所の動線や収納がどこもすごく考えられていて、広いリビングがこれだけすっきりしているのにも納得ですね。とても暮らしやすそうなのが伝わってきました。
ふくさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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