【あの人の暮らしが素敵な理由】暮らし方、住まう人の変化に柔軟に対応できる家を建てる~後編(cky.homeさん)
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【あの人の暮らしが素敵な理由】
“インスタグラムでつい憧れてしまうあの人”の暮らし方のヒントやモノ選びなど、暮らしにまつわるアレコレをご紹介いただきます。
前・後編に分けてお届けしている@cky.home(以下、Sae)さんのこだわりの詰まった家づくり。初回は「今もこれからも暮らしやすい家」をテーマにお話していただきました。
今回は暮らしと収納について詳しくお伺いしていきます!
自分に合ったものの持ち方と日常を楽しむための工夫
Sae
設計事務所にお願いして家づくりをした我が家。家族3人とチワワとトイプードルのわんこ2匹と暮らしています。
せっかくこだわって建てたお家だからこそ「ずっとこの先も大事にしていきたい」。その想いは引っ越し当初からずっと変わりません。
そしてお家が大好きで、家族やわんこたちと過ごす時間は何よりも大事。
空間を整えて心も整える
日常は静かで穏やかな日々ばかりではなく、朝からバタバタする時もありますよね。
私は忙しい日でもお家が整っていてホッとできる瞬間があると、心は穏やかに過ごせると感じています。
結婚して18年、暮らしの中で「こうしたら私自身がノンストレスで過ごせるんだ」と感じて実践していることが3つあります。
1つ目は「ものを持ちすぎない」ということ。
私自身は決して几帳面なわけでもなく、どちらかというと面倒くさがり屋。こう言うと、お友達からはえー!と驚かれますが、本当なんです。
そんな性格なので、ものが多いと片付けられない、どこにしまったかわからないということが起こるということは自分でわかっているんです。
なので、生活する上で必要なものを必要なだけ持つということを心がけています。
いつか使うかもしれないからと思うものは結局使わない事も多いというのを実感したからです。
よく、片付ける為にものに住所をつくるといいと言いますが、本当にその通りで、しかもその住所は1つのものに1つの住所が1番わかりやすいと感じています。
1つの住所に複数のものを共有させると、そこからごちゃごちゃしてきてしまうことが増えるからです。
お片付けが得意な人ならいいのだろうけど、私には向いていません。
だからこそ我が家のキッチンやパントリー、カップボードの食器収納は何がどこにあるか、どこに収めればいいのかがパッと見て分かりやすいようにしてあります。
消耗品でない限り買う時は、できるだけ長く使えて大事にできるものを買うように。
「入らないならば最初から潔く持たない」。これが私のものを持つ基準となっています。
以前は「かわいいから」と直感やその時の気分だけで買いものをしたりしていましたが、その当時買ったものは今になって必要だったかと問われたら、そうでないことも多かったかもしれないなと思うのです。
大事にしたい宝物だと大切に扱おうとするのと一緒で、数は少なくてもそう感じられるものを持つことは、結局片付けにも日々の掃除にも上手く繋がってくるような気がしています。
2つ目は「植物を暮らしの中に取り入れる」こと。
お花やグリーンは昔から大好きで、家を建ててからはさらにその大事さを実感しています。
季節毎に色々なお花や植物を飾るとそれだけで模様替えをせずとも気分が変わり、日々を豊かに過ごせます。
朝に家族の食事を整えることと花の水替えをして観葉植物に葉水や水やりをするのは私にとって同じ感覚で、朝の大事な日課となっています。
疲れた時や一休みしたい時に、そこにお花や植物ががあるだけで気持ちが落ち着く。そんな癒しの存在になっています。
3つ目は「心で楽しむ時間をつくる」こと。
毎日は無理でも、時々目でも楽しめるお茶の時間や食事時間を取るとそれまでの疲れがチャージされ、次の活力に繋がる気がしています。
お休みの日に色々な話をしながら夫とお茶を飲む時間は、昔から変わらない日常の楽しみとなっています。
年齢を重ねていく毎に、食事をつくることに対する意識もだいぶ変わってきました。
一般的な家庭料理がメインでお店のようなオシャレなものはそんなに出てきませんが、ご飯を美味しくいただくために鍋で炊く、お味噌汁を美味しくつくるためにお味噌にもこだわるなど、一つ一つを丁寧につくることを意識しています。
最近は醤油麹や塩麹、玉ねぎ麹などをヨーグルトメーカーで手づくりして日々の食事に摂り入れています。
ほったらかしでできてしまうので丁寧な暮らしとは言えないのですが、元々がズボラな私にはちょうどいいお助けグッズです(笑)
毎日お鍋でご飯を炊いているので、我が家にはもう長い間炊飯器がありません。
慣れてしまえば炊飯器より早く炊けるし、多めに炊いてお櫃に入れて冷蔵庫に入れておけば、次の日の朝のお弁当にも使えるので不便はありません。
ちょっとおこげを付けたりもできるのがまたいいところ。我が家のダイニングテーブルに炊けたご飯のお鍋が置かれると、そろそろ夜ご飯の合図です。
小さかった娘もあっという間に高校生。あと何年家族で一緒に暮らせるかわかりませんが、家族やわんこたちとの時間を大事にしながら、大好きなお家と共にこれからも年月を重ねていけたらいいなと思っています。
大切な家族と過ごす場所だからお家にも愛情を持ち、日々快適に過ごすための工夫を欠かさないSaeさんの暮らし。自分に合ったものの持ち方を知った上での管理がしやすい仕組みづくりもさすがです。
無理をして誰かのやり方に合わせるのではなく、毎日やること・当たり前のことを少しだけ丁寧に、そしてその工程も楽しむことが暮らしを豊かにしていく秘訣なのだと思いました。
(編集megu)
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