【暮らしのインテリア】どんな暮らしがしたいかを考え、理想に近付けていったリビング〜2度目の家づくりを経験して(rumyroomさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア・整理・収納・お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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風と光を取り込み、開放感のある空間づくり
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前回のコラムでは動線を意識した水回りについてお話しました。
今回は「つながりと開放感」を意識したリビングについてお話します。
rumiさんの前回までのコラムはこちら
やりたいことは明確に、焦らず考える
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私がリビングを考える際に希望したのは以下の2点。
・風と光を取り込み、庭とのつながりのある解放的な場所である
・キッチンや二階とつながりながらもそれぞれの居場所がある
家づくり当初は具体的にこれといったイメージが決まっていたわけではなく、2点の希望はしっかり押さえつつ、後はいくつかの素敵なお家の写真を切り取って設計士さんにお伝えしながらの家づくり。
参考にしたお家はテイストもバラバラではありましたが、共通していたのは「吹き抜けと大きな窓のあるお家」だということ。
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様々な先入観と知識の無さで失敗してしまった前回の経験を活かし、二度目の家づくりではプロの意見を聞いてじっくり考えながら進めて行こうと心に決めていました。
そのおかげでリビングは設計士さんにたくさんのご意見をいただき、じっくりと納得いくまで考え完成した場所となりました。
固定観念を捨てる
家づくり当初、リビングは「南向き」であることににこだわりがありました。
ところがまさかの「北向き」にリビングが配置されている図面を見て、知識のない私は正直目を疑いました。
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北向きのリビングは
・眩しくない
・暑くない
・日中安定した光が取り込める
というメリットがあることを説明していただき、東側と隣家のない方角にも高さのある大きな窓を配置して光を入れるという提案に納得し、最終的に採用することに。
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南向きではなくとも工夫次第でこんなにも明るいリビングが実現することに驚きました。
私たちが選んだ土地は緑の多い大きな公園を展望できる立地で、目の前には大きなお家が一軒のみ。
リビングに面しているのはお向かいの広々としたお庭だったので、開放感が欲しいあまり「全部窓がいい」と、今テレビのある壁の辺りも全て窓にするという大胆なプランを採用しようとしていました(笑)
その後実際に家具の配置などを考えていくうちに今の形に落ち着いたのですが、家の工事が始まるころにはお向かいの家は取り壊されていくつかの建売住宅が建つことになり「あの時窓を減らしておいて良かったね」と夫と話しています。
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窓は後で追加したり減らしたりがとても大変な部分であると思います。
だからこそパース画像を見ながらイメージトレーニングをしたり、風や光の入り方を季節ごとに計算するパッシブデザインを取り入れたり。快適に過ごせるように窓のサイズや位置、開き方まで細かく考慮しながら決めていきました。
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一番のこだわりは「お庭との自然なつながり」を感じられるように窓を配置したこと。
そのおかげで窓から見える光景にいつも癒しをもらっています。
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「今」何が必要かを考える
土地の形状の関係で、どうしても横に長い間取りのリビング。
当初はその形をうまく利用して奥に和室を作ろうと考えていました。
それはぼんやりと将来を見据えて一階で寝られるように和室があったらいいかなと思っていたから。
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以前マンションで暮らしていた流れで、リビングの一角に和室がある間取りが定番だという勝手なイメージを持っていましたが、よくよく考えてみると子どもたちも成長しもう実家の母がお泊まりに来ることもありません。
この先必要になってから和室を設けても遅くないのではないかという設計士さんの提案もあり、ロールスクリーンだけを設置して必要な時に間仕切りができるようにだけしていただきました。
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和室を採用しない分、間取りにも少し余裕が生まれたのでベンチを造作してもらい、そこに大きなFIX窓をつけました。
ここでは子どもたちがゴロゴロしたり私がお昼寝したり、キャットタワーを設置して3匹の猫たちのお気に入りスペースに。
こうして私が家づくり当初に求めた2つの希望が全て叶うリビングが実現しました。そして只今リビングの一角をリフォーム中の我が家。まだまだ私たちの家づくりは続いています。
次回のコラムではリビングを更なるお気に入り空間にするための家具選びや居場所のつくり方についてお話します。
rumiさんが理想としたお庭とのつながりや開放感。「北向き」と聞くと確かに驚きますが、その固定観念を捨て、プロならではのアイデアが生かされているからこそ大きな窓から光が差し込む明るいリビングが実現したのですね。
今後リフォームするという選択肢も視野に入れつつ、その時に必要なことや後から変更できないことなどはしっかり押さえていく。先を見越した判断をすることで、その後の暮らしに大きく影響していくものなのだなと思いました。
rumiさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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