【暮らしのインテリア】理想を超えて形に。こだわりの詰まった造作収納〜シンプルでミニマルな余白のある家( zalala1209さん)
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ミニマルに暮らすことを軸とした余白のある収納に
大きな所から小さな所まで、とにかく「私の好き」にこだわり、家の全てのスペースが統一された設計にしたくて椅子以外を造作。
前回のコラムでは、造作したテーブルと建具、玄関ドアについてお話しました。今回は、特にこだわった造作収納のことを。
めいさんの前回のコラムはこちら
物の定位置を決めた設計
わが家はミニマリスト家族。私たち夫婦も子どももミニマリストなので、前の家からミニマルな暮らしをしていました。
この家づくりが始まった時も「新しい家に住んでも、広くなったからといって物を増やさずに、今と持ち物の量を変えないでミニマルに暮らす」と決めていました。
設計を進めていく中で、収納に関しては片付け整理収納の仕事の経験があり、様々なスペースの収納を考えることを日々行ってきたことを活かして、私から収納棚のイメージや寸法など提案をさせていただきました。
前の家と同じ物の量なので、どこに何を置くかイメージしやすかったため、設計の段階でほぼ物の定位置を決めてしまい、それに合わせて収納棚を設計していただきました。
1.ファミリークローゼット
収納の中でも私が一番こだわったのが、ファミリークローゼット。
私が描いた理想のファミリークローゼットの下手な絵をもとに笑、設計事務所さんが私の理想を遥かに超えたファミリークローゼットをデザインしてくださいました!
ファミリークローゼットで絶対にやりたかったのが、ショップ風の棚を中央に置くこと。
棚の寸法は私が指定して、デザインはお任せしました。建築家さんが「島」と名づけてくださり、工務店の大工さんに作っていただきました。
このどこにも売っていない「島」が、本当に美しい仕上がりで、完成して初めて見た時には鳥肌が立つほど感動しました!
更に、建築家さんの提案で「島」の上には天窓も作りました。「島」に天窓から優しい光が降り注ぎ、その眺めにもいつも心が震えます。この天窓も、本当に作って良かったひとつです。
もう一つ、大工さんの手仕事に感動したものが、ファミリークローゼット内に作った「スノコの布団置き場」。これも美しくて、、、ただ眺めていたくて、住んでからしばらくは布団が置けませんでした笑
ファミリークローゼットは、家族それぞれが自分のスペースがあるスタイルに。「1人分のクローゼット×3」のイメージにしました。
こうすることにより、私が片付けて整理整頓するのが楽になります。
2.収納スペースは全て固定棚に
可動棚ではなく、全て固定棚にすることが私のこだわりでした。
理由は単純で「金具が一つもない見た目が好み」だからです。あとは、設計の段階から置く物の定位置を決めたため、固定棚にしても困らない自信がありました。
3.余白を大切に、余白を楽しむ収納スタイル
日々、Instagramでも発信していますが、私はとにかく「余白」を愛しています。収納スペースに物が綺麗に収まっていて、余白もしっかりある眺めがたまらなく好きです。
収納の仕事をしたことがきっかけで、収納を考えるのが好きすぎて趣味となるほど。余白のある収納を作りたかったので、それを軸にして自分で寸法を決めました。
設計の段階から物の定位置を決めて、それから造作収納をデザインしていく。私にとってはこの進め方が大正解でした。引っ越してから自分でもびっくりするほど、すぐに片付きました。
そして住んでからも、片付けや整理や掃除をストレスなくスムーズにできるし、物も増えず快適に家事をすることができています。
私の理想を超えて形にしていただいた造作収納。どこにも売っていない唯一無二だからこそ、愛しさは日々増すばかりです。
造作収納も経年変化を楽しみながら、大切に使っていきたいです。
唯一無二の造作収納はどこを見ても美しくて、うっとりしてしまいますね。めいさんがされた、物の定位置を決めて、そこから造作収納をデザインしていくという方法。
整理収納のお仕事に携わられていた経験や、ミニマルな暮らしへのブレない軸が、余白のあるスッキリとした収納につながっていたのですね。
可動棚ではなく固定棚を選んだことやショップのような棚を置くなど、そんな発想があったとは!と、めいさんのぬかりない細かなこだわりにも圧倒されました。
めいさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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