【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】植物を育て愛おしむことを教えてくれたウンベラータ(hak_miさん)
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縁があって受け継いだり自分自身で購入した中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@hak_mi(以下、noa)さんのお話です。
思い出と共にこの先も楽しむ植物のある暮らし
noa
植物を育てるのが好きで、我が家にはたくさんの植物があります。中でも一番の古株は長女と同い歳のウンベラータ。
長女がまだ赤ちゃんの頃、散歩の途中で見つけた小さな苗木に一目惚れして、大事に抱えて帰ったことを今でも鮮明に思い出します。
もう12年間私たちを見守ってくれている、一番思い入れのある植物です。
昔からインテリアが好きで、よく植物を買って部屋に飾りました。でもその度に枯らしてしまう「枯らし屋」だった私。
今思えば、植物を「置物」としてしか見てなかったのですよね。
植物も人と同じように生きていて、いろんなサインを出してる。それに気づかせて くれたのがこのウンベラータでした。
昨年末に引っ越しをして、以前住んでいた家よりも日当たりが悪くなりました。
急に環境が変わったことで葉を落とし、ひょろ~っと痩せてしまった姿が可哀想で。今年の春初めて外で育ててみることに。
すると、みるみるうちに大きく厚みのある葉が顔をだし、ぎゅっと締まったかっこいい姿に大変身! 生命力溢れるキラキラとした姿を見ていると私まで元気がもらえるようで、また更に愛おしさが増したのでした。
うちに来てから今まで、幾度となく調子を悪くしたり大きくなりすぎてばっさりと剪定したり。
「大丈夫かな」と心配になることは多々あるけれど、毎日気にかけてお世話をしていると必ずまた息を吹き返してくれる。愛情は伝わってるんだなぁと感じます。
冬の間はしばらく室内だけれど、春が来たらまたのびのびと心地よい場所で育ててあげたいなと思っています。
ウンベラータの他にも、家族と出かけた先で出会ったものや友達からもらったもの、ひとつひとつの思い出と共に大切な子たち。
日々を瑞々しく彩ってくれる植物たちは、我が家になくてはならない存在なのです。
インテリアとして好きだった植物を「生き物」として育てる喜びを教えてくれたウンベラータ。季節や環境の変化にも負けず、愛情をかけただけ元気な姿を見せてくれ、その真っ直ぐな生命力に愛おしさを感じますね。
家と家族と共に成長していく植物たちとの暮らしはその時々の思い出を刻み、年月を経てまた思い返すきっかけを与えてくれる、そんな魅力があるのではないかなと思いました。
(編集:megu)
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