【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】本当に好きな物だけに囲まれたい。長く愛せる物選びをする道しるべとなる腕時計(mikku_no_uchiさん)
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縁があって受け継いだり自分自身で購入した中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@mikku_no_uchi(以下、mikku)さんのお話です。
おばあちゃんの過ごした時代に思いを馳せて
mikku
私が一番大切にしている古い物は、普段アクセサリーの箱にしまってあるおばあちゃんの腕時計です。11年前に形見として(と言うと大げさですが)、譲り受けました。
この腕時計は、おばあちゃんが元気な時からベルトもなく時計として機能もしていなかったように思いますが、私はなぜかこの状態に惹かれました。
おばあちゃん自身が買ったのか、誰かからのプレゼントなのか、どんなベルトが付いていたか、今となっては聞けません。
聞けなくても、私が生まれる前の昭和の空気感や、今と比べると不便に思える暮らしぶりなどを考えるのが好きなので、想像力をかき立てられわくわくするのです。
自分自身もいい歳になり色々なことに反省したり後悔したりの毎日ですが、その一つに物の大切さをまだまだ本当に分かってないなぁと、つくづく思うのです。
家の中を見まわすと結婚してから21年も経つというのに、10年20年使い続けている物や大切にしてきた物はそうありません。
半年前に社宅暮らしから中古の平屋に引っ越して来たのですが、ほとんどの物は処分してしまいました。
スッキリはしましたが、本当に好きで長く使える家具や好きな物を選ぶ力がなかったんだなぁと気づき、反省しました。これからは本当に必要で長く使え、ずっと愛せる物を選んでいきたいと思っています。
いつか、おばあちゃんの動かない腕時計を入れて飾っておける素敵なケースとの出会いを楽しみにして..
好きでずっと長く使える物選びをするって永遠のテーマのように思います。そう考えるきっかけをくれたおばあちゃんの腕時計。
とても雰囲気のある腕時計で、mikkuさんが佇まいに惹かれたとおっしゃる気持ちがよくわかります。時計に思いを乗せて、自分のことを考えてくれる孫がいるおばあちゃんは幸せな方だなと思いました。
(編集:kaori)
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