【暮らしのインテリア】取り入れたかった造作洗面台、ワンフロアで完結するランドリースペースとクローゼット〜自然素材をふんだんに使ったあたたかい家(s_dmhomeさん)
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苦手な家事に割く時間を省くために。希望を叶えた洗濯動線
執筆者:すけ(@s_dmhome)さん
第3回目となる今回は、質問の多い造作洗面スペースと希望を叶えた洗濯動線についてお話させていただきます。
すけさんの前回までのコラムはこちら
https://mukuri.themedia.jp/posts/categories/5967109
お手入れのしやすさが決め手になった造作洗面台
家づくりをすることが決まって、最初に”やりたい!”と思ったのが造作洗面台でした。
モルタル 、実験用シンク、なめらかな陶器や壁付け、、素敵な洗面は本当にたくさんあって今でも目移りしてしまいますが、お手入れがしやすそうなフラットで広いカウンターが決め手になり、アイカ工業のスタイリッシュカウンターを採用しました。
私は顔を洗うのが下手で(笑)洗面ボウルが小さいと周りをびしょびしょにしてしまうため、選んだのは一番大きい洗面ボウルのもの。
カウンターも広いので床が濡れずに済みますし、洗面ボウルとカウンターがフラットなため、飛んだ水滴のお手入れも楽で助かっています。
スタイリッシュカウンターにはたくさんの色や柄がありますが、自然素材が多い我が家には◯◯風という素材は浮いてしまう気がしたので、なるべく本物の質感に近い大理石のような模様の”サンドストーム”という柄を選びました。
水栓は自由に組み合わせられたので、ツールボックスさんのオリジナルのものに。水跡や手の跡が付きにくい加工がされているので、お手入れが楽です。色味も落ち着いていて気に入っています。
タイルは、工務店さんで余っていたタイルの数種類から選ばせていただきました。マットな質感と、揺らぎのある形が可愛いなと思い採用しました。
◯洗面カウンター:w145cm × h75cm × d35cm
◯洗面ボウル:w60cm × d35cm
カウンターの下にはラワン素材の棚を一段つけてもらい、無印の籠を並べてコンタクトや洗面周りのストック、ヘアケア用品などを収納しています。 蓋付きの琺瑯はゴミ箱です。
窓枠は元々木材だったのですが、自分で白に塗りました。空間との統一感が出たことで、北側の洗面スペースですが明るく感じるように。憧れのニッチができたようで、やってよかったなと思っています。
圧迫感を減らす工夫をした脱衣兼ランドリースペース
脱衣兼ランドリースペースには、洗濯機と衣類乾燥機の幹太くんが並んでいます。縦型の洗濯機にしたかったので、高さを考え並列に設置してもらいました。
幹太くんは大きなブラケットで固定されています。メーカー推奨の設置方法ではありませんが、今のところ問題ありません。この方法だと自由度が高くなるので、設置法や場所に悩まれている方の参考になれば幸いです。
幹太くんの下には脱衣カゴを置いています。ここに収納ボックスを入れることも考えましたが、掃除の点では気軽に動かせるカゴにして良かったかなと思っています。
洗濯物をかけたり使用後のタオルを乾燥させるのに、ハンガーパイプも設置しました。
下着の収納には無印の4段ラック、パジャマの収納にはIKEAのエーケトを使用。狭いスペースなので、白で揃えることや収納になるべく高さを出さないこと、洗面スペースとの仕切りはカーテンにするなど、圧迫感を減らす工夫をしています。
ただ、今のところ不便はありませんが、設計段階でもう少ししっかり考えていればもっとこのスペースを活かせたのではないかという反省もあります。
ウォークスルーのクローゼット
クローゼットはウォークスルーになっていて、洗面側〜リビング側と通り抜けられるようになっています。
右側が夫のスペース、左側がわたしのスペース。普段着は全てこのスペースに収納しているので、洗濯物を片付けるのが苦痛ではなくなりました。
無印の収納ケースを利用したかったので、その奥行きに合わせて木のカウンターを一段付けてもらいました。洋服のほかに、掃除機などもこのスペースに収納しています。
背面の壁は有孔ボードになっていて、カバンや帽子などをかけて。省スペースを有効に使うのに、とても役立っています。
玄関からも近い場所にあるので、帰宅後のカバンやコートが散らかりません。2人暮らしなのでこのスペースでも余裕がありますが、今後もここにおさまる量を心がけていきたいです。
クローゼットをランドリースペースと同じフロアにするのは、わたしが家づくりで一番こだわった動線。
重たい洗濯物を抱えて階段を登ったり、乾いた服を各部屋に振り分けたり、、というのがストレスだったので、ワンフロアで完結するこの動線にはとても満足しています。
我が家では食洗機はひとまず採用しませんでしたが、幹太くんや洗濯動線にはこだわりました。
全部思い通りにいかなくても、苦手な家事の順位の高いものに割く時間を省けるような家づくりは、生活の満足度が上がるのでおすすめです。
すけさんが家づくりで一番やりたかったという造作の洗面台。
たくさん素敵なデザインが溢れていますが、その中から決めたタイル使いや洗面カウンター、カーテンで仕切るなど自然素材のお家に合わせた温かみのあるコーディネートに、すけさんらしさが出ていて素敵でした。
苦手な家事の時間を少しでも省くためにと考えられた洗濯動線は、クローゼットとランドリースペースが近くにあってとても使い勝手が良さそうです。
洗濯は毎日のことですし、洗濯物を片付ける工程って意外と時間がかかるもの。すけさんもおっしゃっていたように、苦手な家事や毎日のことがグッと楽になるための動線をしっかり決めておくと、住み始めた後の暮らしの満足度につながりますね!
すけさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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