【暮らしのインテリア】4つのタイミングを見逃さず、常に「今が一番」の暮らしを目指す〜ゆるりと心地よい家づくり(otamaotama123さん)
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注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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フレキシブルに家具を配置できるリビングダイニング
こんにちは、otamaです。前回のコラムでは、初心者でも取り入れやすい「気楽に育てられるグリーンのある暮らし」についてお話しました。
今回はシンプルな間取りだからこそ叶う、我が家の「配置換え」についてお話します。
常に変化していく「暮らしやすさ」に合わせる
我が家のリビングダイニングは仕切りがなく、全てつながっている間取り。住み始めてから5年が経ち、これまでに幾度となく配置換えをしています。
配置換えのタイミングは大きく分けると4つ。
・季節のインテリアを出す時
・ライフスタイルの変化への準備
・家族の要望
・部屋が散らかって片付かなくなっている時
1.期間限定のインテリア
一年に何度かお雛様やクリスマスツリーなど、大型の季節のインテリアを出す期間があります。リビングのテレビ横、いつもは観葉植物を置いているスペースが季節のインテリアの定位置。
その期間観葉植物は他の場所に移動させやすいように、棚などは全て移動しやすいものをセレクトしています。おかげで組み合わせを変えたり、場所を変えたりが簡単にできるのでとても便利です。
2.ライフスタイルの変化に合わせる
2つ目は子どもの成長に合わせてバージョンアップしていくということ。
子どもたちがまだ赤ちゃんだった頃は着替えやおむつをいちいち取りに行くのが大変だったので、子どもの洋服やおもちゃは全てキッズスペースに置いていました。
そして保育園・幼稚園に入園した際は身支度グッズをまとめたワゴンを作ってすぐ手に取れるように工夫していました。
長女が小学校に入学した際は、おもちゃを半分2階に置くことにし、新たに勉強グッズを棚に入れて新しい生活の準備をするために配置換えをして今に至ります。
3.家族の意見を上手く取り入れる
家族の意見は、夫からのものがほとんど。「椅子に座って頭をもたれながらテレビが見たい」や「日本酒専用の冷蔵庫が欲しい」などの要望とインテリアを調和させ、お互いの着地点を探る方法で配置換えを提案しています。
我が家のソファは分解できるタイプなので、これまで色々変えてきました。「絶対ない」と思っている配置もやってみたら意外としっくりくるもので、新しい配置を試すのがとても楽しいです。
次女がまだ小さかった頃はリビングでお昼寝することも多かったので、大きなベットのような形のソファにしていました。
現在はテレビ側とワークスペース側に背合わせにソファを配置して、テレビを見るスペースと本を読んだり床でくつろいだりするスペースにゾーニングしています。
4.使いやすい仕組みを常にアップデート
部屋が片付かないのは、仕組みが合わずに散らかっている状態。そういった場合も配置換えをするのにいい良いタイミング。つい最近その変化の時が訪れました。
我が家はリビング学習で、2年生の長女が勉強しやすいように無印良品のボックスに毎日使用する勉強グッズをまとめていました。
キッズスペースにあるボックスをダイニングテーブルに持ってきて学習をするというスタイルだったのですが、ずっとダイニングテーブルの脇にボックスが置いてある状態が続いていました。
ボックス内もごちゃごちゃで何度片付けても溢れてきているのを見て、何回かは娘と一緒に入れ方を変えましたが、すぐにまたものが溢れてボックスも出しっぱなし。
いつもごちゃごちゃなのはどうしてか、ボックスを元の場所に戻さない理由も娘に聞いてみると、「めんどくさいから」と一言。
全てが出しっぱなしではなく、片付けられているものもあるので更に理由を聞いてみると「ボックスが重くて持つのが大変」「仕切りが無くて大きいから中身がごちゃまぜになる」とのこと。
そこで、出し入れしやすい環境を作れば娘も勉強しやすくなるし、部屋もきれいに片付くはず!と思い立ち、さっと出し入れできるダイニングテーブルに近い収納はどこかを考えました。
我が家にはテーブル脇にキッチンと繋がっている大きな収納があるのですが、テーブルのベンチ椅子と干渉してしまって両脇の収納しか稼働していませんでした。
何度もテーブルの向きを変えたり椅子との距離をとったり試行錯誤していたのですが、ソファとの距離に問題が出てくるなど、どうもしっくりとこない状況。
そこで配置をどうするかではなく、どうしたらこの収納が使えるかを考え、出した答えは「子どもが使用しているベンチを一度やめる」というものでした。
べンチをやめれば次女の子ども椅子が飛び出ることが無く、ソファとの距離もしっかりと取れて、テーブルを収納と直角に配置できたのです。
その結果、今まで「あまり使用していないものを入れる収納」から「使用頻度の高いものをしまう収納」に変わり、中身も全て出して見直しをして入れ替えました。
キッチンの食器収納も、毎日使用するものが出し入れしやすいようになっているかを一番に考えて移動しました。
この配置換えをしてから全くと言っていいほど勉強道具が散らかることが無く、本当に変えて良かったと思っています。
夫の職場が変わった時も今まで使用していなかったスーツでの通勤になり、クローゼットが溢れかえりましたが「なぜしまわないのか」ではなく、毎日着るものをスムーズに出せるクローゼットに変えることで解決したことがありました。
私が気を付けている点は、部屋が散らかった状態が続く時は「仕組みが合わないから」と捉えるようにすること。それは自分や誰かのせいにしてしまうと改善には繋がらず、逆にストレスが溜まるから。
疲れていて出しっぱなしだったり、ただ片付けていないだけだったりもしますが、大体は「片付けにくいから散らかる」ものだと思っています。
そして一度は成功したと思った仕組みも、様々な環境の変化でまた使いづらくなってしまうものだとも。
以前のコラムにも書きましたが、我が家は全員片付けるのが苦手なタイプなので、少しでも片付けるハードルがあがると、とたんに散らかってくるのです。
その時々の家族のライフスタイルに合った仕組みを考えること、それに対応できるフレキシブルな発想をし、インテリアを考えることが我が家には大事なことだと考えています。
模様替えをした直後はこれが最高と思った家具の配置も、暮らしていく中でなんとなく「こうだったらいいな」という点が出てくる時ってありませんか?otamaさんもおっしゃっていたように、その「ちょっと違う」と思ったタイミングが変化していくベストのタイミングなのだと思います。
家族の意見に寄り添い、常に使いやすさや快適さを求めるフレキシブルに対応できるインテリアの作り方、とても参考になりました!
otamaさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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