【暮らしのインテリア】猫と一緒にお互いが心地よく暮らすための空間づくり〜ヴィンテージ家具が似合う家(_tokkogramさん)
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注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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「人も猫も楽しめる家」をテーマに
今回のコラムでは、猫と暮らすためにこだわったところをお話させていただきます。猫と一緒に暮らす方への参考になれば嬉しいです。
tomokoさんの前回までのコラムはこちら
https://mukuri.themedia.jp/posts/categories/5918937
キャットウォークを作りたい
わが家は人も猫も楽しめる家にすることがテーマでもありました。
「好きな椅子をたくさん置きたい」という夫の希望は間取りで解決。高いところが好きな猫のためには「天井近くにキャットウォークを作りたい」という希望が私にはありました。
昔から猫が好きだった私は、いつか自分の家を持つ時にはキャットウォークを作るんだ、という夢があったのです。猫のためというより自己満足ですね。
どこにキャットウォークを作れるか、リノベプラン時にジーフラットのコーディネーターさんに相談して提案してもらったのが、梁に沿わせる案でした。そして、寝室との壁に猫穴を作って繋げられるとのこと。
猫穴といえば足下に作るものだと思っていましたが、人の頭くらいの高さに猫穴を作ると。なにそれ可愛い!と感動したことは忘れません。私からは出てこなかった発想で、いただいた案にわくわくしてとても嬉しかったです。
この猫穴は、わが家のチャームポイントになりました。猫穴と寝室出入り口が、お揃いのR開口で並ぶところも大のお気に入りです。
猫が楽しみ、くつろげる遊び場を
寝室から猫穴を通って天井のキャットウォークに行けるとして、その先を行き止まりにするのはもったいないので、キャットタワーを設置してはどうだろう?そうすれば、そのタワーから床に降りられるし、タワーから登ってキャットウォークに行くこともできる!と思いつきました。
キャットタワーは爪とぎにもなってインテリアに馴染むものを探し、「宇宙船」という名の透明なボウルをオプションでつけられたので、迷わず購入。入居後に設置しました。
結果、宇宙船はフィット感が良いみたいで寝ている姿をよく見かけます。そこから外を眺めたり、飼い主を観察したり。タワーからキャットウォークにも上手に飛んでいきます。
キャットウォークでは、飼い主が投げたおもちゃを落とす遊びや、吊るしたおもちゃをパンチしたりして遊んでいます。
梁に沿っていることで変に目立っておらず、わが家のインテリアにも馴染んでいてとても満足していますし、きっと猫も楽しんでくれていると思います。これを作ってくれたジーフラットさんに感謝です。
寝室には高さ120cmの爪とぎタワーを置き、そこから猫穴に行けるようにしました。朝、猫穴の位置で飼い主が起きるのを待っている時が、たま〜にあって可愛いです。
ダイニングにはトップライトがあるので、そこでお昼寝すると気持ち良さそうだなと想像し、お昼寝ができるようにリノベ時に棚をつけてもらいました。
そこに行くまでのステップは自分たちで、もともと持っていた無印良品の壁に付けられる家具を取り付けました。
しかし、引越し後はよく登っていたものの、最近はたまに行く程度。上に行くのが珍しくなってしまったのですが、突然思い出して行くことがあるのでそんな時は飼い主が喜んで写真を撮っています。
猫のために気をつけたこと
猫のために設置したものは他に、脱走防止扉があります。以前の住まいでは外から帰ってきた時に開けたドアからするりと出てしまうことが数回あり…。
その時のマンションは内廊下だったので安心でしたが、新居では玄関ドアを開けると本当のお外に出てしまうので、うっかり出て事故にあったり迷子になったりしないように扉をつけることにしました。
連載1回目でも紹介した、アンティークのアイアンゲートです。玄関ドアを開けるとすぐ前にいる時があるのですが、アイアンゲートを押すと猫は向こう側にいってくれるので脱走を防げています。
ちなみにこのアイアンゲート、わが家に来た人たちに最初からついていたのかと思ったと驚かれるくらい馴染んでいます。
猫トイレはリビングに置きたくないため、洗面室に置くことに。造作で洗面台を作ってもらったので、シンク下に猫トイレを収めることができました。
他に気をつけた点は、収納場所には扉をつけたことです。猫は狭いところが好きなので、隙間があれば入っていってしまいます。
クローゼットの服が毛だらけにならないように、季節外れのものやたまにしか使わないものをしまう場所には扉をつけてもらい、よく着る服はオープン収納にしました。
キッチンも造作ではなく引き出し収納のシステムキッチンを選んだり、食器棚も引き戸タイプのものを選んでいます。でもそれは猫の毛や埃を防ぐだけでなく、地震対策にもなると思い、そうしています。
猫も人もお互いに気持ちよく暮らせる空間ができたのも、オーダーメイドだからこそ。心地いいので家にいる時間が幸せです。
今回は猫のことに絞ってお話しましたが、次回は別の場所をご紹介できればと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。
猫ちゃんのために作られたものが、設置の仕方やデザインひとつでこんなにもインテリアの一部としてお洒落に馴染むものなんですね。寝室とお揃いの猫穴のR壁も、とっても可愛かったです。
回廊になっていることで家の中をぐるっと回れるようになっていたり、宇宙船付きのキャットタワーがあったり。猫ちゃんにとってもきっと楽しいでしょうし、気持ち良さそうに寝ている姿からは満足度が伺えますね♩
遊び心も織り交ぜながら、猫も人もお互いが気持ちよく暮らすためのアイデアがインテリアと上手にフィットしていて素敵でした。
tomokoさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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