【あの人の暮らしが素敵な理由】場所ごとにイメージが異なる家に。様々なテイストを織り交ぜて〜ミックスインテリアを楽しむ(guri__no__ieさん)
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【あの人の暮らしが素敵な理由】
“インスタグラムでつい憧れてしまうあの人”の暮らし方のヒントやモノ選びなど、暮らしにまつわるアレコレをご紹介いただきます。
今回は「ミックスインテリアを楽しむ」をテーマに、@guri__no__ie (以下、guri)さんのお話をお伺いしていきます!
その時にいいと感じたものを自由に取り入れたら楽しい
guri
はじめまして。私は一年ほど前に建てた家で、主人と犬1匹と暮らしています。
我が家のインテリアは、たとえば「北欧系」などのように統一された系統というよりは、様々なテイストを織り交ぜたミックスインテリアを目指しています。
今日は、このミックスインテリアについてお話させていただければと思います。
ニュートラルでいたいというこだわりが根底に
まずは、ミックスインテリアが我が家のコンセプトになった背景についてお話させてください。私は元々飽きっぽい性格で、その時々でマイブームが変わりやすいです。
柔軟にその時かっこいいやおもしろいと感じたものを取り入れたほうが、人生楽しいと思っているからかもしれません。
また、何かに傾倒せずニュートラルでいたいというこだわりが、根底にあるような気がします。
このような性質を自覚しているので、インテリアも自由に様々なものを取り入れて楽しみたい、また、家全体のテイストを統一するよりも場所ごとにイメージが異なる家にしたいと思うようになりました。
主軸はヴィンテージと旅
ミックスインテリアの主軸になっているのは、ヴィンテージと旅です。我が家には、ヴィンテージ家具や雑貨が多いです。
ヴィンテージには、経年変化や元の持ち主の使い方など様々な背景によって一つとして同じものがなく、強烈な個性を放っているところが大好きで、昔からコツコツ集めてきました。
この、年代も国もバラバラなヴィンテージ家具たちが、我が家のインテリアのベースになっていると思います。
また、私たち夫婦は旅行が好きで、このような情勢になる前は色々な国を訪れていたので、この旅先で見た景色や旅先で購入したものを取り入れた家にしたいとも思っていました。
今後も旅先の思い出を持ち帰り、家にストックしていきたいという思いもあります。
インダストリアルとリゾート感をミックス
リビングダイニングは、我が家の中でとりわけミックスされた空間になっています。
まずはキッチンとダイニング。キッチンとそこからつながるダイニングは、ステンレスとモールテックスでインダストリアルな空間に仕上げました。
ここにフランスのヴィンテージ照明や、アーコールチェアなどのヴィンテージチェアで柔らかさをプラスすることで、リビングへのつながりを持たせています。
一方リビングは、ボタニカル柄のソファ、その上にヴィンテージのシェルランプを下げており、リラックス感のあるリゾートの雰囲気でキッチンとは印象が異なる空間になっています。
ソファの後ろにはGeorge NelsonのバブルランプやPeter ivyのライトカプセルなど、新しいデザイナーズ家具も取り入れています。
ヴィンテージ家具だけで固めるとノスタルジックな雰囲気になり過ぎてしまうので、お気に入りのデザイナーズ家具や植物をアクセント的に取り入れることでバランスを取っています。
こちらはリビングの一角。デンマークの古いキャビネットと、その上にイギリスの工場で使われていた工業ランプを下げ、クラシカルな雰囲気を作っています。
空間や場所ごとに異なるテーマを。アイテムも自由に組み合わせて
◯トイレ
トイレの壁は、モロッコでよく見かけるピンクの外壁の建物をイメージし、ピンクに塗ってもらいました。マラケシュで買ったファティマの手、トンガのバスケットやselettiの鏡など少し奇抜なデザインのものを取り入れています。
トイレは我が家でも数少ない閉ざされた空間なので、大きく振り切ったデザインにしました。
◯土間
他にも、一階はコンクリート土間の無機質な空間に鮮やかなラグを敷いています。これは、旅先で訪れた、ボリビアにある塩のホテルがイメージの根底に。
◯洗面所
同じく一階にある洗面所は、主人が暮らしていたアメリカのシンプルなバスルームをイメージして白のタイル張りにしました。
こうして我が家のミックスインテリアは、空間や場所ごとに異なるテーマを決めて振り切る、またそのテーマの中で取り入れるアイテムもヴィンテージや新品、海外での購入品など自由に混ぜ合わせるという2つのミックスでできています。
このように長々と書いておりますが、その時にいいと感じたものを自由に取り入れて、気分が変わったらまたインテリアも変化させていく、それくらいの気持ちで楽観的にインテリアを楽しんでいますし、これからも楽しんでいけたらと思っています。
まるで異国の地に旅に来たかのような錯覚を抱く、guriさんのミックスインテリア。
インダストリアルだったり、ボタニカルやリゾート感のある雰囲気だったり、場所によってそれぞれ違う顔を持ち合わせているのに、様々なジャンルが組み合わさってもなぜか違和感なくスッとまとまって見えるのがすごいです。
主軸にあるのは旅ともおっしゃっていたように、色々な世界の景色をたくさん目にしてきたこともguriさんの見ている世界を広げているのかもしれません。
ちょっと奇抜なトイレも、ボタニカル柄のソファも取り入れるのがすごく難しそう〜と思うのですが、見事にコーディネートされていてさすがですね。
ひとつのジャンルに縛られず、いいと思ったものをシンプルに取り入れる。その物事への捉え方や自由な発想、柔軟な楽しみ方が、guriさんの素敵なミックスインテリアを作り出しているのだと感じました。
(編集:maki)
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