【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】使い込むほど味わいを増して。骨董市で出会った銅鍋(pon_naokoさん)
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縁があって受け継いだり自分自身で購入した中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@pon_naoko(以下、naoko)さんのお話です。
佇む姿や銅そのものにある温かさに感じる不思議な魅力
naoko
5、6年前に夫と骨董市をぶらぶら歩いていた時のこと。ピカピカっと光った銅鍋が目にとまった。素敵だな~と手に取ると状態もよくとっても綺麗だった。
値段のこともあり、購入するかどうか悩んでいたかなり慎重派な私…そんな時はもう一周して戻ってきても1回目見た時より欲しいと思ったら買おうと決めている。
またぶらぶら他のお店を見るものの…どうもあの銅鍋が頭から離れなくなった。
『やっぱりあの銅鍋が欲しい!』と夫に告げ、早歩きでお店に戻ると、遠くからでもピカピカ光っているのが見え「良かったまだあった~」と思ったのも束の間…銅鍋の前にご婦人が立ちはだかり、まじまじと見始めてしまった。
私は心の中で「駄目~!買わないで~!」とひたすら念を送り続ける(笑)
するとご婦人は違う商品を手に眺め始めた。
その隙にすかさず銅鍋を手に取った私、うんうんシンプルだけどすごく作りがいい。職人の夫も気に入ったご様子。
すると骨董屋のおばちゃんが『また来てくれたから少しならまけるよ!』と言ってくれたので即決。
骨董市はこんなやり取りも楽しみのひとつ。
そんなこんなで我が家に連れ帰った銅のミルクパン。
買った時は銅が真新しくてピカピカ光っていたのに、今では使い込まれ凄く濃い色へと変わった。
時にはココアやゆで卵、ソースなどを作ったり、息子がまだ赤ちゃんの頃は離乳食も作ったり。買った時は、まさか離乳食を作ることになるとは思ってもみなかったなぁ…
この銅鍋が我が家に来てからすっかり銅の魅力にはまってしまい、少しずつ他にも銅鍋などが増えている。銅鍋が佇む姿も好きだし、銅そのものから感じる温かさにも不思議な魅力がある。
大好きなこの銅鍋をこれからも大切に使っていきたい。
骨董市で出会い、naokoさんのところにやってきた銅鍋。「駄目~!買わないで~!」と念を送り続けながら手にした、かわいらしいエピソードにクスッとしました。笑
そんな出会いから、使うほどに味わいを増している銅鍋の姿。naokoさんのキッチンの相棒として、これからもたくさん活躍してくれそうですね♩
(編集:maki)
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