【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】譲り受け、大切に使い続けてきた祖母の片手鍋と台所道具( megu_2_さん)
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縁があって受け継いだり自分自身で購入した中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@megu_2_ (以下、megUmi)さんのお話です。
私の原点となった特別なもの
megUmi
おばあちゃん、おじいちゃん子だった私は、魚屋さんの祖父に、台所に立つのが大好きだった祖母と日々を過ごすように。
祖母は調理関係の仕事だったにも関わらず、毎日毎日食べきれない程のおかずをテーブルたくさんに並べてくれました。
今となっては、豪快で贅沢な食卓と台所に立つ祖母の姿は私の原点となり、台所、台所仕事を彩る道具は特別なものになりました。
その中でも大好きだったのが、片手鍋に魚笊。削り節器にガス釜。こどもながらに、どこかに魅力を感じていたのでしょう。
そんな大好きな道具のひとつでもある片手鍋は、「お魚はこれで煮たら絶対美味しいから!!」と祖母から譲り受け、今でも大切に使わせてもらっています。
祖母から譲り受けた台所道具はどこにでもあるものにもかかわらず、料理上手になったような感覚と温かさを感じます。
実際は祖母のようにはいきませんが、いつか魚の煮付けが上手にできますように…と祖母の姿や思い出を背景に台所に立ちながら、たくさんの料理を作ってくれたこの鍋で、家族やもう台所に立てなくなってしまった祖母に料理を作ることも楽しみのひとつになっています。
祖母の影響から必然と台所が好きになり、7年前から集めた鉄製のフライパンや鉄鍋といった道具たちも、お手入れの手間もかかりますが大切なもの。一生ものの道具たちです。
「受け継ぎ、受け継がれていくもの」のひとつとして、これらの台所道具たちをこれからも大切に使い続け、いつか娘たちの選択肢のひとつになりますように。
お祖母様との素敵な思い出が、台所好きなmegUmiさんの原点に。台所に並んだたくさんの使い込まれた台所道具は、その全てを物語っているようでした。
受け継ぎ、受け継がれ、また娘さんたちの手に渡り、家族の温かい歴史がさらに刻まれていくのかもしれませんね。
(編集:maki)
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