【暮らしのインテリア】折り合いをつけながら決めたデザインと家族にとっての使いやすさを考えて〜育児と家事がしやすいこだわりの家(ie_aoiさん)
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家族皆が使いやすい、収納がたっぷりの半造作の洗面スペース
執筆者:@ie_aoi(aoi)さん
こんにちは、aoiです。今回は我が家の1階と2階にある洗面スペースについてお話ししようと思います。
aoiさんの前回までのコラムはこちら
夫婦で対立する洗面スペースへのこだわり
家づくり当初、私は自分の好みのパーツを一つ一つ選べる造作の洗面スペースを望んでいました。
ですが夫の要望は、
・配管が見えるデザインは好きじゃない
・朝に頭を洗うので、大きなシンクと1・2階ともにノズルの伸びる水栓がほしい
ということでした。
シンク下がオープンになっている洗面の、あの下配管が見える感じがおしゃれなのではないか!!!と思っていた私。夫に交渉したものの、私の好みは理解してもらえませんでした。(笑)
造作の洗面で、シンク下にがっつり収納を設けるのは高価になりそうな気がしたので、既製品の洗面が候補に浮上。シンプルな見た目と使い勝手の良さから、タカラスタンダードのエリシオを採用する形となりました。
半造作で好きなパーツを組み合わせて
お家のデザインに関してこだわりの強い私。一つ一つパーツを選ぶ造作の洗面は諦めたものの、システム洗面台に付属しているパーツの中で変更できるものは、自分好みのものに変更していきました。
以下、我が家の洗面の仕様について詳しくご紹介します。
◯1階の洗面台
横幅は120cm。
◯面材
J型引き手を採用し、シンプルな見た目に。
◯タイル
・日東製陶所の45-102/目地ブラック
洗面台に組み込まれている背面のパネルは無しにして、代わりにタイルを入れました。
◯三面鏡
◯2階の洗面台
横幅75cm。
◯面材
・タカラスタンダード:エリシオ/k6116kn(アイカ工業の特注色)
◯タイル
・名古屋モザイク:FER-196-00/目地グレー
目地は面材に合わせてグレーにしました。
◯ミラー
・zarahome(直径60cm)
施主支給という形で工務店につけてもらいました。
家族皆で使う場所だからこそ、隠す収納にこだわって
私が洗面スペースを考える時に重視したのが、全て隠す収納にするということです。というのも、夫は片付けがとても苦手。そして手の届く場所に何でも置いてしまうクセがあります。
そんなズボラ夫が思わずものを置きっぱなしにしてしまうような洗面であってはならないと思い、ニッチや棚などの見せる収納は一切採用しませんでした。
しかも、いずれはこどもたちもお年頃になって、自分たちで整髪剤やスキンケアを買ってきて洗面に置くようになると思います。
キッチンならば私がメインで使うので私好みの道具を揃えればいいのですが、洗面スペースはそうはいきません。家族が個々で選んだ統一感の無い道具が溢れることを想定して、隠す収納を充実させようと思いました。
1階洗面台は三面鏡の右側部分を夫のスペースにして、好きなように使っていいことにしています。結構たくさんものが置けるので、片付けが苦手な夫でも今のところちゃんと収まっています(笑)
三面鏡の真ん中は家族の共用スペース。歯ブラシなどを置いています。左側は私(妻)のスペースです。
シンク下の引き出しの1段目には、セリアのケースに娘のヘアゴムやピン、日焼け止めなどを入れています。他には歯ブラシのストックやメガネ、メラミンスポンジなど、引き出しの高さがなくても入るものを収納しています。
反対に2段目は高さのあるものを収納。横の扉を開けると脱衣所になっており、洗面のすぐ横に洗濯機があります。
我が家の1階洗面は子どもたちの汚したものなどをつけ置き洗いする場所にもなっているので、洗剤のボトルなんかもここにしまっています。
あとは、コンタクト用品、ハンドソープやシャンプーの詰め替え、トラベル用のバスグッズ、水回りの掃除用具などがここにあります。
2階の洗面は、今のところ出番は夜中トイレに行ったり、朝トイレが重なったりした時に2階トイレの手洗いとして使うくらいです。
だから、現在引き出しの中には洗い替えのタオルしか入っておらずスカスカです。これから家族が成長していけば、身支度で混み合う時間に大活躍してくれるんじゃないかと思います。
1・2階共、まだまだ収納に空きがある我が家の洗面。今後家族が成長していったあとも、スペース的にも心理的にもゆとりをもって使えそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
1・2階共に半造作で作られたaoiさんのお家の洗面スペース。デザインにこだわりたいaoiさんと機能性にこだわりたいご主人とで、ご夫婦で好みや意見が違うと決めるのも大変だったのではないかと思います。
我が家でも夫は見た目よりも使いやすさを選ぶので、デザインへのこだわりをわかってもらえない気持ちにすごく共感してしまいました。
そんな中でも、タイルを貼ったり、パーツにこだわったりと自分の好みに近づける工夫をして、部分的に造作が組み合わさったことで見た目と機能性の良さが兼ね備わっていますね。
前回のコラムのキッチンもそうでしたが、標準仕様のメーカーのものに造作を上手く組み込むとかなり印象も変わると思いました。
洗面が2箇所あるというのも、この先お子さんが成長していったら更に便利さを感じることができそうですね。いつも、細かい部分にまでこだわりを追求されているaoiさんの視点が、今回も参考になりました。
aoiさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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