【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】祖母から受け継いだ、古い小引き出し(sacha_sng_laboratoryさん)
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縁があって受け継いだり自分自身で購入した中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@sacha_sng_laboratory(以下、さしゃさん)のお話です。
心があたたかくなる思い出と、ともに過ごして
さしゃ
衣替えのタイミングで、娘の服の取れかかったボタンを付け直しました。お裁縫箱として使っているのは、古い木製の小引き出しです。
もう1つある小引き出しには、最近始めた刺繍セットなどを収納しています。
幼い頃から同居していた祖母の部屋の押し入れを開けると、いつもそこに並んでいた木製の小引き出し2つ。
贅沢を一切しない祖母らしく、数は少ないですが、しっかりと使い込まれたお裁縫道具が入っていて、幼かった私の服の取れかけたボタンを付け直してくれたり、夏祭りに着ていく浴衣も手縫いで作ってくれたりしました。
祖母が他界してからも、押し入れの同じ場所にいつも置いてあった小引き出し。
年月を感じる佇まいが素敵で、日常の細々としたものを収納するのにも使いやすくて。なんといってもその歴史の長さに、今までどんな風に使われて、どんな景色を見てきたのだろうかと想像するだけでワクワクします。
小引き出しは、数年前に実家を取り壊すことになったタイミングで引き継ぎました。
中を開けると私が幼いころに作ったであろう手作りのおまもりや、なんと父の学生証まで大切にとってあって、古い小銭の入ったレトロな貯金箱も出てきました。ものを大切にする祖母らしいです。
一番感動したのが、祖母が「もったいない」と言って、捨てられずにコレクションしていた沢山のボタン。 レトロで不揃いのボタンコレクションは、なんだかキラキラ光る宝石箱を開けた時のよう。
高価なものなんてひとつもないけれど、ここを開けると祖母の優しい笑顔が浮かんできて、私と祖母の特別な時間がよみがえるようで、心があたたまります。
今度は私が子どもたちの外れたボタンを直してあげる番。ひ孫の服にここのボタンがついていたら、おばあちゃん喜ぶだろうな。
古い小引き出しは、私のもとでまた歴史を重ねていくのだと思います。
小引き出しの風合いやあまり今は見かけないレトロなボタン、手作りのおまもり。時間旅行をする想像力をもたらせてくれますね。
古い小引き出しとその中に入っていたものは、さしゃさんとご祖母さまの思い出をつなぎ、ひ孫さんにまでつながるもの。きっと「ボタンを集めていてよかった」と思われていることでしょう。
(編集:kaori)
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