【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】丁寧な台所仕事をする義母から、譲り受けた大きな飯台(kym_tableさん)
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縁があって受け継いだり自分自身で購入した中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@kym_table(以下、ユリム)さんのお話です。
家族の暮らしにずっと寄り添ってきた「大切なもの」
今年3月のこと。孫の初節句に、ちらし寿司を作りました。飯台(寿司桶)は義母から譲り受けたものです。
義父は岡山の倉敷出身で、岡山といえばバラ寿司ですが、息子である義兄も主人もちらし寿司が大好きなのです。その昔は育ち盛りであったろう二人の息子とこの大きな飯台を囲んでどんな会話をしたのでしょう。
義母は昨年、米寿を迎えました。私はこども達が生まれる少し前から15年ほど義父母と同居していて、今も同じ街に住んでいます。
当時、一緒に台所に立ちながら料理上手な義母から教わることも多かったように思います。
懐石料理も習っていた義母は、娘の初節句の時もひとりひとりに用意した小さなお重に、ひな祭りらしく可愛らしくちょこちょこと詰めてくれて。
ちらし寿司と並んだテーブルがとても素敵だったことを覚えています。
飯台を使い終わったら、たわしで丁寧に洗い、乾かして日陰干しして仕舞う。そうしてきたからこそ今もとても綺麗な状態なのだと思います。
そんな義母から「自分はこの飯台を使うことはもうないだろうから持って行ってね」と言われた時、なぜか心細くなってしまいました。
手際良く丁寧な台所仕事をずっと見てきたからでしょうか。
大切にしてきた道具は生涯使うことができる。暮らしに寄り添ってきた道具は使っていた時間に想いを馳せることができる。
そんな日々の暮らしと重ねてゆく時間を私も大切にしたいと思うのです。
義母さんから「持って行ってね」と言われた時の心細い気持ちが、ひしひしと伝わってきました。
ユリムさんがお孫さんのために腕を振るったちらし寿司。受け継いでいく喜びを感じました。「大切にしてきた道具は生涯使うことができる」これからも飯台は家族の暮らしを見守り続けてくれます。
(編集:kaori)
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