“自分たちらしさ”を追求した家づくり。辿り着いたテーマは「White×Gray×Brass」 o______noieさんのおうちを探索!
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グレイッシュな色調でまとめられたインテリアに、とこどころモルタルが採用されるも決して重たくならず、明るく柔らかい雰囲気のおうち。
主張しすぎないひとつひとつのアイテムがバランスよく配置された様子は、家づくりへのコダワリが伺えます。
「シンプルで落ち着いた家」
そんな一言では表現しきれないエッセンスをsawaさん(@o______noie)にお聞きしました。
“オシャレでいたい”好みを積み重ねたその先に
sawaさん
我が家のテーマは「White×Gray×Brass」。
でも実は最初特にこれといった軸はありませんでした。多少生活に不便があっても、自分たちがオシャレで好きだと感じるものを取り入れようと思っていました。
工務店・ハウスメーカー選びから始まり、Instagramなど情報を集めていくうちに徐々にイメージが固まりだし、最終的に設計士さん、インテリアコーディネーターさんのアイディアを聞き入れながら今のおうちが完成しました。
当初は工務店や設計事務所、デザイン会社のみで考え、一度はデザイン会社に契約まで行き着いたものの、最終的に住友林業に依頼することに。
住友林業で話を聞いた際に、補償や点検、耐久性などやはりハウスメーカーならではの良さを感じました。
加えて、思っていたよりも設計の自由度が高く、標準の設備もよかったのも後押しに。そして、決め手は前述したインテリアコーディネーターさん。センスがよく私たちとの相性も良かったことから住友林業に決めました。
好きなものが気持ちも空間も落ち着かせる
オシャレで斬新なデザインが好きな私たち。それゆえ、利便性とのバランスが難しかったですが、できるだけシンプルな世界観にインテリアでアレンジする方向で進めていきました。
どこもコダワリが詰まっていますが、中でも玄関は夫婦ともに気持ちを込めた大好きな場所。
夫がスニーカー好きでコレクションのようにたくさん持っていることもあり、お店のように飾れたらいいなぁと思い、思い切ってオープンなシューズクロークにしました。
そのためモルタルの玄関も家づくりの中で譲れない部分でした。リビングドアは、テーマにあわせて真鍮を入れてもらい、高さを窓と合わせて低めのドアをつくっていただきました。
我が家は平屋ですので、この玄関を開けるとLDKからサニタリー、寝室へとアクセスしていきます。住み始めてみて、階段の無い暮らしは本当に楽だなと実感します。キッチンを中心にした回遊動線も平屋ならではだと思います。
造作扉を開けると縦長のLDKにつながります。
リビングにはヌックスペースを設置。
大きめのFIX窓からは紅葉が見えるようにする予定です。
そしてこの長方形のリビングダイニングにアイランドキッチンを理想としていました。
天井を高くする一方で、窓は天井と床の半分くらいの高さに設計しました。開放感ある大きな窓も素敵ですが、あえて低くすることで落ち着く空間にしました。
カーテン脇はモルタルアートの塗壁。そしてリネンのレースカーテンはレールが見えないような工夫をしたり、ニューライトポタリーで揃えた照明があったりと、ちょっとしたコダワリや変化を楽しめる空間になっています。
続いて正面にはキッチンが。
キッチンハウス×住友林業の規格キッチンです。素材はエバルトというメラミンの素材で、カラーの組み合わせが豊富な中、グレイッシュな無垢床にも馴染むこの色味を選択しました。
カップボード、吊り戸棚の形やカラーも選択できます。我が家はキッチンとカップボードがピアノベトン、吊り戸棚がノッティナチュラルと少しずつ変化を。
シンク下にゴミ箱が置ける形を選び、リビング側から見えないようにしました。食洗機はミーレを設置しましたが共働き夫婦には心強い味方です。
その床材はマルホンのヨーロピアンオークのミルキーウォッシュ仕上げのものです。グレイッシュな色味に惹かれてこちらにしました。横幅も150mmと一番太いものにしました。
シンプルな素材に合わせる家具にはコダワリました。
ダイニングのセットはカールハンセンアンドサンのものです。テーブルは足の細さ、繊細さに惹かれました。チェアはオーダーで、足の素材や背もたれの木目も選べますし、座面もレザーの他にもファブリックなどたくさんあり悩みました。
ソファはタイムアンドスタイルのもの。足が真鍮なところに惹かれてこれにしました。
コロナ禍で県外にいけず取り扱い店舗まで足を運ぶことができませんでしたが、他にないデザインなので実物を見ずに購入しました。
玄関のパーソナルチェアもお気に入りで、ヴィトラのティプトンです。鮮やかなイエローが目を引くので、インテリアのアクセントにしたくて選びました。
照明はNEW LIGHT POTTERYのBullet wall / Brassを玄関の奥に設置。慎ましい佇まいと柔らかな灯りがモルタルを基調とした無機質な場所に映えます。
平屋ならではの住みやすさとオリジナリティ
前述したようにキッチンを中心にサニタリーや寝室へのアクセスがスムーズな間取りになっています。
キッチン裏は寝室⇄WIC⇄洗面⇄ランドリールーム⇄脱衣所⇄お風呂がひと繋がりになっていて、来客時などはLDKに出なくても身支度を整えることができます。
洗面はモルタルの造作です。
大人二人が並んで身支度ができるように横幅は1800mmあり、鏡もそれに合わせて大きなものを設置しました。
・モルタル:アイカ工業/モルタルアート
・床タイル:平田タイル/クイーンストーン
・タオルハンガー:千葉工作所
・鏡:造作(縦78cm*横180cm)
・鏡周り化粧板:アイカ工業/木目調メラミン化粧板(JC-512K)
・洗面器:CREA SB5109R
・水栓:CREA ZU0690R
・サイズ:高さ73cm*幅180cm*奥行60cm(洗面と鏡の間は37cm)
キッチン裏で繋がる回遊動線は本当に生活しやすいのでオススメです。
そして平屋ならではの場所が外壁です。
勾配した壁と三角の玄関は設計士さんの提案でしたが、私たちの”斬新さ”をくすぐり採用を決めました。
素材はSODOと言われる吹き付けです。
昨年新しく出た住友林業の標準で選べる吹き付け材です。
外壁はグレー一択でしたが、たくさん色味があり、また発売まもなかったので施工事例も少なくとても迷ったのを覚えています。完成まではずっと不安でしたが、実物を見てマットな質感や天候によって変わる色味にも大変満足しています。
ハウスメーカーっぽくないデザインですが、設計士さんに「住友林業っぽくない家づくり」をお伝えしたのを思い出します(笑)一定の規格の中でかなり自由にコダワリを詰め込んだ家づくりは楽しいものでした。
もう少しで竣工から一年を迎えますが、デザインも性能にも満足した自分たちらしい暮らしができています。
外観のインパクトに惹かれおうちを覗いてみると、シンプルで無駄のないデザインにも心打たれ、あ〜素敵!とシンプルに思いました。
ハウスメーカーでもここまで自由度高くできるのにも驚きました。別のデザイン事務所と契約寸前までいきながら、住友林業に切り替えたのは設計士さんの提案が刺さったのかな〜なんて勝手に想像するくらい、理想に近いのが伺えます。
これから月日とともにどんな変化を取り入れていくのかも楽しみになるお話でした。
(編集:編集長)
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