【暮らしのインテリア】住み心地の良さを求めてコンパクトに暮らす〜家族が自然と集まる小さな平屋のおうち(______saki_713さん)
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いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。
「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回より連載がスタートするのは、白と木目を基調としたシンプルな空間の中に、アクセントのあるインテリアが素敵な27坪の平家にお住まいの@______saki_713(以下、saki)さんです。
初回は平家のおうちを選んだ理由や建てるまでの経緯、工務店との出会いを中心にお話を伺っていきます。
それではsakiさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
奈良県でおうちづくりをしましたsakiと申します。私、主人、娘の3人家族です。家族3人で生活のしやすい身の丈に合った家づくりを意識しました。
普段のライフスタイルや生活動線をよく考え、その中でもオシャレさも残しつつ、できるだけ動線を短くしたいというズボラな主婦のワガママが詰まったおうちです笑
どうぞよろしくお願いします。
生活導線を軸としたずっと住みやすいおうちを
必要だったのはちょうど良い暮らし
私は主人と結婚後、メゾネットタイプ(玄関扉を開けるとすぐ階段で、階段を登ると2階がお部屋となる)の集合住宅に2年間住み、娘を妊娠中に築17年程の実家を譲り受けました。
まだ綺麗で十分住める家だったのですが、家族3人で住むにはとても大きな家でした。お庭も広く掃除やお手入れが大変だっただけでなく、個室が多過ぎるため部屋を持て余していて、廊下を一旦出て行かなくてはいけないお手洗いやお風呂。
夏は暑く冬は寒く、テイスト感も自分好みではなかったため、自分なりにたくさん手をかけて変えてみましたが限界があり、間取りなどの構造も変えられない点から自分の家を建てたいと思うきっかけになりました。
工務店の人柄と安心感、ときめきを感じて
土地選びも工務店選びも大変苦戦しました。おそらく10社ほど工務店やHMを巡ったかと思います。すごく気に入った土地も話が白紙になってしまった経験も。
私がお世話になった工務店は住宅展示場にありますが、決してそのモデルハウスに惚れ込んだ訳ではなかったんです…モデルハウスの前で顔の濃いダンディーなおじさんが立っていたのが印象的で、その方がモデルハウスの中を案内してくださいました。
後にその方が我が家を担当してくださるのですが、なんと社長さんだったんです。だからといって気取っておらずチャーミングな方で、普段からモデルハウスで自ら接客対応されているのも安心できた点でした。
また他の工務店やハウスメーカーと違って、契約を早く進めてきたり保険の売り込みと契約を促す予算オーバーな資金計画をしたりするのではなく、工務店に雇われた方ではないコンサルタントの方が入って、きちんとした適正価格のマネジメントをしてもらえたのが好印象でした。
見積書も他のハウスメーカーでは後から必ずかかる金額が記載されてないことが多々ありましたが、そこもしっかり記載がされていて、何よりも決め手だったのは最初から建築家の先生がヒアリングをし図面を書いてくださった点。
私が理想とする「リビングの中に洗面を入れたい」といった要望も、何社も回った中で1番ときめく理想的な間取りを書いてくださいました。
平家を選んだワケ
家といえば2階建て。最初はそんなイメージを持っていました。
ですが旧居の階段の上り下りの億劫さや、こどもが巣立てば個室はただの空き部屋になっていた実家や祖母の家を思い出し、自分たちの住み心地の良い動線の理想を求めていくと、迷いなく私たちの選択は平屋でした。
そして、今のライフスタイル、これから先の暮らしをひたすらイメージし、27坪と小さな平屋ですが個室を狭くし、家族が自然と集まるリビングを広くとった間取りにました。珍しくはありますがリビングの中に洗面がある、回遊動線で合理的な住み心地の良いおうちに。
今まで生活してきた家を思い浮かべて、家事がラクになりつつリビングに生活感を感じさせずスッキリとした空間にするための動線を意識しました。
具体的な動線については次回以降のコラムでお話ししていきたいと思います。
旧居での暮らしがヒントになって
私は片付けや収納が大の苦手でリバウンドを繰り返していました。
片付けが苦手な私を見て、娘にそれを引き継がせたくない思いと、旧居(実家)の収納位置にもたくさん疑問があったことから新居では絶対に失敗をしたくない思いが強く、そこから整理収納アドバイザー二級の資格を取得しました。
そして、それらの経験が家づくりの収納場所やサイズ感、間取りのヒントに。
とはいえ魔法のように、いつもすっきり!とは言えませんが…物の量を把握し、散らかっていても整理収納の法則はしっかり頭に入ったつもりなので、おうちづくりをする前に勉強をしておいて本当に良かったなぁと思っています。
広くて明るい玄関も旧居から参考にしたひとつ。
玄関ドアを開けた瞬間に、その先の空間も広く感じるよう視覚効果を利用して玄関を広く明るくとり、またリビングとの間に室内窓を設けて工夫しました。
予算的にできませんでしたが、将来的にはリビングドア(ハイドア)をガラスドアにして、更に空間の広いお気に入りの玄関と繋がりのあるおうちにしたいなぁと考えています。
次回のコラムでは、動線やインテリアなど細かい部分をお話しできたらと思います。
家づくりにおいて建てる時期の環境やライフスタイルによって、その時に優先したいことや必要な部分は都度変化するもの。間取りを考える上で、どこに焦点を置くのか、将来的な面も含めて考えると取捨選択がとても難しいですよね。
sakiさんがおっしゃったように、こどもが巣立ってしまえば空き部屋となってしまうのも、まさにその通りで…何十年と住む中で、こども部屋を使うのはほんの何年間だけかもしれない、意外とそんなに使わないかもと、やはり思う時があります。
平家は1階にギュッとすべてが詰まっていて、ワンフロアで生活できるのが大きなメリット。
回遊動線や収納など、sakiさんが旧居で過ごした時に得た経験が今の家に活かされていて、将来的にもずっと心地良く住み続けられそうですね。
憧れや理想ばかりをつい求めてしまいがちですが、それだけではなく自分にとって何が必要で、ちょうど良い暮らしが何なのかを見つめ直すのも大事だなとあらためて感じました。
27坪の平家でありながらスッキリとしているsakiさんのおうち。各所のこだわりやインテリアなど、次回以降のコラムも楽しみです!
sakiさん、ありがとうございました♩
(編集:maki)
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