【暮らしのインテリア】ライフスタイルに合わせて変化する和室の活用方法〜わたしなりの無理をしない暮らし(kao_kurashiさん)
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フラットを保っていつでも使いやすい空間に
家づくりの際に和室を作るかで悩まれる方も沢山いらっしゃるのではないかと思います。
特にリビングとひとつながりになっている和室は、小さなお子さんがいる方はもちろん、来客時にも客間として活躍しますね。
そこで今回は、使い方が限定されないフリーな和室の使い方についてお話したいと思います。
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和室のある暮らしの良さ
我が家のリビング真横には、スライディングウォールで仕切れる和室があります。
賃貸で暮らしていた時は、リビング横にもう一部屋が繋がっている間取りになっていて、こどもが生まれてからはその一部屋がとても活躍していました。
このことから自邸を建てる際には、リビングの近くにこどもが遊べる部屋が欲しいという希望があり、それを実現させたのが今の和室になります。
リビング続きの和室になるため、畳・襖・プリーツスクリーンの柄は洋室とも馴染みやすいデザインや色のモノを選びました。
泊まりで来客がある時には客間として布団を敷いて休んでもらうスペースにもなっているため、畳には基本的に家具などを置かないようにしていますが、こどもの遊び場としても活用しているので、おもちゃや普段使いのこども達のモノを置くスペースも確保しています。
こどもの年齢で変わる収納スタイル
こども達は、朝2階の寝室から降りてきて階段からすぐ近くの和室で着替えをするので、普段着る服を引き出しの一段にまとめて服選びもしやすいようにしました。
押し入れの下段にこども達の衣類などを収納しています。引き出し2段の上にパジャマを入れるケースを置き、一人ずつ自分のブースがあるような仕組みにしています。服は引き出しに入れ、パジャマはケースにポイッと放り込み収納です。
息子が幼稚園へ通っていた時は、スライドハンガーを押入れ内に設置して制服やリュック・帽子など毎日使う幼稚園グッズをココに収納していましたが、4月から2人とも小学生になり私服での登校になったのでスライドハンガーは取り外し、引き出しを重ねる位置を変えて今のカタチに落ち着きました。
Before
After
洋服以外にも靴下やハンカチ・ティッシュなど細かなモノは無印の収納キャリーボックスにまとめて収納しています。他にもオフシーズンの水着のセットやパジャマなどもここに置いています。
学校へ持っていくモノや着ていく洋服を一カ所にまとめてあるので、前日のうちに着て行く服や持ち物を引き出し上のスペースに準備しておけば翌朝がスムーズ。お弁当作りや旗当番など、朝がいつもより忙しい日もこうしておくことでバタバタが少し軽減されます。
お手製ラベリングでわかりやすく
マスキングテープに手描きでラベリングをして、自分の持ち物の管理をこどもでもしやすいようにしています。
イラストやイニシャルを描いてあげる事で、こどもも親しみをもってくれたり、字が読めないうちでも中身がわかるので、手描きのラベリングはまだ小さいお子さんがいるご家庭にもおすすめの方法です。
我が家でも息子がまだ字を読めない時、イラストがあればラベルの意味がわかるし自分で片付けできるな!と思ったのが手描きのラベリングを始めたきっかけでした。
市販のイラスト表示があるラベルもありますが、どうしてもイラストが限定されてしまうので自分で書くことで内容を自由に表示できることや、中に入れるモノが変わってもすぐに描き直して変更できる点がとても便利です。
引き出しの中身は今後もその時々で使いやすいように変わっていく予定なので、剥がしても跡が残らないマスキングテープが大活躍します。
先日、ダイニングにあるランドセルの収納に、娘がマスキングテープにそれぞれの名前を書いて貼っていました。マスキングテープを使ったラベリングは私がしょちゅうやっているせいか、見た事を取り入れて自分で工夫してやっているんだなぁと何だか嬉しくなりました。
使用頻度で分ける使いやすく・しまいやすい収納
押入れ下段と板の間にはおもちゃを収納しています。こどものお友達が遊びに来てくれた時は、和室でもめいっぱい遊んでもらうので、あっと言う間におもちゃの海になりますが、戻す場所は決まっているので片付けに時間はさほどかかりません。
使用頻度の高い一軍のおもちゃは板の間のスペースにワンアクションで出し入れ出来るよう、オープン収納にしています。
積み木などの木製のおもちゃは無印のポリエステル綿麻混・ソフトボックスにざっくり収納しています。こちらのラベルにもマスキングテープを使用して、中身が変わってもすぐ対応できるようにしました。
レゴなどは作った作品をそのまま収納できるように少し余裕のある固いボックスに入れています。
たまにしか使わない二軍のおもちゃは押入れの右下部分に収納しています。
車などの大きなおもちゃの他に、三段の引き出しには剣など長いおもちゃや変身(コスプレ)グッズ・トランプやカルタ、オセロなどのゲーム類やトミカ・プラレールが入っています。
ここは襖を閉めてしまえば見えないこともあり、あえて引き出しの目隠しは無しにして、パッと見て中身が分かりやすいようにしています。
こども達が成長するにつれて、最近出番のないおもちゃも増えてきました。夏休みに入ったら時間を見つけて、こども達と相談しながら和室おもちゃの収納を見直ししたいなぁと思っています。
季節感を楽しむ場所
和室は雛人形や兜の季節飾りを置くスペースとしても活躍しています。他にも夏は扇風機、冬はクリスマスツリーなど、その時々に必要なモノを置く場所として一役買ってくれています。
窓は一カ所地窓を採用し、外の緑を楽しめるようにしました。この窓のおかげで季節の移り変わりを部屋の中にいながら感じられるところが気に入っています。
実は地窓に関して、勿論良い面もありますが、失敗したなと思う部分も大きいです。
地窓は足元を照らす柔らかな光を取り入れることができますが、裏を返すと部屋の上部はあまり光が行き渡らないということ。和室には地窓の他に細い窓が一つだけなので、日中どうしても部屋全体の明かりが足りず、暗いのが残念です。
地窓のもう一つのメリットとして、外からの目線が気にならないポイントがありますが、わが家の場合、土地の高低差で道路からの視線がとても気になったため後から外構の追加工事をしています。
土地の位置や周辺環境によっても変わる事だと思いますが、窓のメリットデメリット・配置については、建築時にもっとイメージしておくべきだった点の一つです。
和室は今のライフスタイルでは無くても困らない部屋ですが、何もない和室にゴロンと寝転ぶ瞬間はとても心地よく、畳や襖といった日本古来のものはホッとする安らぎを与えてくれるような気がしています。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪
和室が必要かどうか、一度は悩まれる方も多いのではないかと思います。もちろん私もその一人でした。我が家はスペース的にどうしても無理だったので諦めてしまったのが悔やまれます。
こどもが成長したり椅子やソファーでの生活に慣れてくると、正直和室は無くても困らない場所だとは思います。しかし、床でゴロンとするのはやっぱり気持ちよくて、それが畳だったら尚更だろうな〜と思う事が多々あります。これは日本人ならではの感覚なんですかね(笑)
kao.さんのお宅では和室のすぐ近くが階段になっているので、そのすぐそばにお子さんの身支度スペースを設けて動線的にも使いやすさは抜群です。やりやすい環境がこどものやる気を引き出しているんですね。
ママの思いやりが感じられる手描きのラベリングも、娘さんへと想いは受け継がれていっているところにとてもほっこりしました♪
kao.さん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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