「完全プライベート空間」二階のリビング・テラスに家族が集まる我が家。ak___igさんのLDKを探索!【積水ハウス シャーウッド テラス】
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木の温もりとモノトーンが掛け合わさるLDK
アウトドアリビングと呼ばれる、リビングと繋がった広く、風通しのよりテラスが印象的なおうちにお住まいのak___igさん(以下、akiさん)のコダワリをご紹介していきます。
実はakiさん、お話を伺うと注文住宅を建てるのは二回目だそうです。以前、建てたおうちでの反省点をもとに二階リビングを選択されたそうです。
二階リビングで迷われてる方や、分譲地でお隣との視線を気にされてる方、ハウスメーカーでの設計中の方含め、とても参考になる内容になっておりますので、素敵なインテリアと併せてぜひご覧ください。
(※記事の中での規格は建築時のものです。現在の最新の規格はメーカーの商品ページ等をご参照いただけますと幸いです。)
「我が家のシンボル」アウトドアリビング
寝ても遊んでも、何をしても良い空間
◯広さ:約10畳
akiさん
アウトドアリビングのコダワリは、壁を高くする事でプライバシーを守りながらも外を意識できる空間にした事です。
テラスのウッドデッキ材(無垢のスギ材)をベンチにも採用し、ベンチとテラスをフラットに繋いで一体感を出し、テラスもリビングのように見せる事で大きな空間を演出しています。
朝から十分なくらい陽射しが差し込むように設計しましたのでとても明るいです。無垢材ですので、寝っ転がっても気持ちが良いですし、植物の日光浴なんかにも最適です。
あとは、我が家はこどもが3人いますので、夏はなんといってもプールですね!こども3人が遊べる大きさは置けますし、無垢の材質ですので、裸足で駆け回れます。
プールではしゃぎますし、ご近所の目も気になるところですが、視界も遮られプライベート空間ですので、全く気にせずに利用できるのが大きいメリットです。
ちょっとしたデザインも意識
細かいかもしれませんが、リビングの壁とテラスの壁のカラーを統一させ視覚的な広さとデザイン面を考慮しました。
デッキ側にも照明をつけ、夜に点灯させると日中とは違った雰囲気を楽しめます。
写真に写るガーデンチェアは、施工会社の積水ハウスさんからいただいたものです。
雨水対策について
テラスの雨水対策ですが、ウッドデッキの下は普通のバルコニーになっていて、両端と真ん中に排水トラップ、そしてオーバーフロー管も施してあります。
排水トラップ上の板(ウッドデッキ)はパカっと外せるようになっているのでメンテナンスも簡単で、万が一物凄い豪雨があった時はここを外して雨水の排水をしっかりと行う事が出来るようになっております。
入居してから台風や豪雨を経験しましたが、板も外さずに全く問題無かったです。
ウッドデッキのお手入れ
季節の変わり目あたりで、年に4回ほどデッキブラシで軽くこすり水で洗い流します。ささくれなどはサンドペーパーで削るようにしています。
年に1〜2回ほどオイル塗装をすると経年劣化が緩やかになるようです。
二階に家族が集まるリビングを
我が家が二階リビングを選んだ理由
akiさん
分譲地の為、どうしても暗くなる一階部分に対し二階を生活のメインステージにする事により採光と通風を解決し、プライバシーも守りました。
実は我が家は三年前に一度注文住宅でマイホームを建築しました。同じく分譲地だったのですが、一階をリビングにしてとても後悔し、これ以外にも色々理由はありましたが、思い切って買い替えに踏み切り今の家を建てました。
一階リビングでの後悔は、裏に家が建った事で光が入りにくくなり暗くなったのにも関わらず、ダイレクトに人の視線が入るので、ほぼずっとカーテンを閉めないといけなかった事です。
そういった背景もあり、今回の家作りは迷わず二階リビングを採用しました。
周りの視線を気にする事なく外を感じる事が出来る今は本当に快適です。しかし、やはり階段の上り下りは年齢を重ねると辛くなってくると思うので、階段の負担を極力軽くする為に一階の天井を限界まで低くしました。
リビングのデザイン詳細
◯リビング広さ:約22畳
◯床材:レッドパイン材(無垢)
※オイル塗装:オスモカラー/フロアークリアつや消し(3062)
◯グレーの壁:珪藻土
◯TV壁の高さ:1400mm
◯腰掛けベンチ高さ:550mm
akiさん
二階はLDKのみで、TV壁の裏側に簡単な書斎があります。このTV掛けは結構迷いまして、配線やらなんやら。。。最終的には、裏に書斎を設けてデスク下に配線類はまとめて置いています。
無垢フローリングなので、傷や凹みは正直付きやすいです。ただ、無垢についた傷も、これも味!と思えて嫌らしくないのが不思議です。
オイル塗装を入居前に二回行ったので、汚れや水ハネは水拭きだけで跡など残る事なくキレイに落ちます。我が家が使用したオイルは、営業担当者さんのオススメで「オスモカラー/フロアークリアつや消し(3062)」で行いました。
その他、細かいコダワリですが、珪藻土の壁は塗り壁で、調湿性に優れていることもあり、確かにカラッと快適です。ただ、肌触りがゴツゴツしてるので、擦ると普通に痛いです(笑)
加えて、珪藻土の壁部分の巾木のみ造作にしました。床と同じ色味で造作することで、巾木部分だけ浮いてしまわないようにしました。
インダストリアルな男前キッチン
akiさんのキッチン
メーカー:EIDAI(永大産業)
サイズ
全長:3300mm
奥行:690mm
高さ:850mm
デザイン
天板:モールテックス(防水コーティング有り)
キッチン壁:黒皮鉄板(防水コーティング有り)
その他
食洗機:パナソニック
水栓:グローエ
レンジフード:富士工業
IH:MITSUBISHI
akiさん
キッチンはモールテックスを採用しました。下地は永大産業のものを使っています。
キッチン前の壁は三つの黒皮鉄板を繋ぎ合せています。防水コーティングを施しているので水ハネや油ハネはさっと水拭きでキレイに落ちます。
しかし鉄は錆びが付き物なので、今後経年劣化で多少所々錆びが出てくるらしいのですが、キッチンのテーマが「インダストリアル」なのでそれも味に変わっていくのを期待し黒皮鉄板を採用しました。
実は積水ハウス史上初のモールテックスキッチンなんです。前代未聞の人数で打ち合わせをしたりとかなり力を入れて頂きました。我が家は個性的な感じなのでデザイン系の工務店と思われがちですが、実は積水ハウス(シャーウッド)なんです。
個性を出したかったキッチン周り
私の周りで新築を建てられた方がみんな対面キッチンだったので、人と違うキッチンにしたかった事、そして、家具をほとんど置かないスッキリしたリビングを意識していたので、キッチンを壁に付けて家具っぽく演出しようと思い、I型キッチンを採用しました。
リビングの天井には照明を一切付けず、間接照明のみにしています。これもスッキリさせる事が狙いです。
照明デザイナーさんがしっかり計算して付けてもらっているので、暗すぎず明るすぎず絶妙なバランスで仕上がりを見た時は感動しました。
前のお家は一般的な照明デザインで、リビングの天井はダウンライトがしっかり付いていて、リビングの照明だけで充分明るく、キッチン上やダイニングテーブル上のシーリングライトは飾り状態でした。
今のお家はキッチン前の照明もダイニングテーブル上のシーリングライトも全て付けて完成する照明デザインなので、照明が全て生きていて無駄がなく本当に満足しています。
因みに、ダイニングの照明は「NEW LIGHT POTTERY(ニューライトポタリー)」の物になります。
造作ダイニングテーブルはサイズもお気に入り
◯テーブルサイズ:全長2000mm×幅1000mm
お気に入りの家具は、造作で作って頂いた大きなダイニングテーブルです。最初は大きすぎるかな?と思ってましたが、五人家族の我が家でもゆったり座れるサイズ感でとても満足しています。
このお家に合うように、カウンターや飾り棚と同じ材質の木で作ってもらいました。
ダイニングはキッチンに合わせてインダストリアルな雰囲気にしたく、アイアンを意識して作りました。アイアンの脚は施主支給なのですが、実は以前使用していたマスターウォールのテーブルの脚を再利用しています。
キッチンでモールテックスや黒皮鉄板を使い、インダストリアルな男前空間を演出し、反対にリビングは無垢フローリングの風合いとテラスから差し込む光を生かしてナチュラルな空間を作り、冷たさの中にも温かみがある、そんなLDKを目指しています。
必要なものだけに絞り、生活感を出さない
収納は市販のキッチンと比べてやはり少ないので、とにかくキッチン用品は持ち過ぎず、本当に必要なものだけにするよう心掛けています。嫌でもスッキリな空間を保てるので私には合っていました。
パントリーはコンロの右隣りにあります。生活感をなくすために、食器類も全てパントリーの中にしまっています。
反対にパントリーの中は家族しか入らないので生活感満載で、こどもの写真もパントリーの中に飾ってあります。とにかくリビングには生活感のあるものを置かないのがポリシーです。
スイッチ類を全てパントリーの中に付けて生活感を無くしたこともちょっとしたコダワリです。
ゴミ箱はパントリーの中に、可燃用ゴミ箱と、オムツ用ゴミ箱、分別用ゴミ箱があります。リビングにはゴミ箱は置いていないので、みんなパントリーの中に捨てに来ます。
意図はただ単純にゴミ捨てが楽だからなのと、やはりリビングはスッキリさせたかったのでリビングにゴミ箱を置くイメージが無かった事です。
キッチンのお手入れ
毎日のキッチンのお手入れは、シンク内を食器用洗剤で洗い流し、除菌スプレーをしています。モールテックスは汚れた所を拭き落とし、全面に除菌スプレーをして拭き取って終わりです。
イメージと異なるかもしれませんが、モールテックスは水に強いので、水はねや油はねはサッと拭くと簡単に落ちます。
ただ、ずっと同じ箇所が濡れた状態になると、モールテックスに染み込んでしまうのですが、放っておくと乾いて元通りになります。
黒皮鉄板は防水コーティングをしているので、水ハネや油ハネは水で拭き取るだけでもキレイに落ちます。カチカチになってしまった油はねは中性洗剤で軽くこすると簡単に落ちました。
一階の間取りと動線設計
「敢えて狭くした」一階の個室
akiさん
我が家の一階には、個室が四部屋と、サニタリーがあります。ご覧の通り個室は横並びに設置していますが、これはこども達の成長や、老後のことも考慮しリフォームしやすい間取りで設計しました。
また、各部屋は4.5畳とシングルベットとデスクを置くだけの広さにしています。
それには理由はありまして、前のお家ではそれなりの広さをこども部屋や寝室で確保したのですが、こどもが小さいうちは使用頻度が低かったことが要因です。
加えて、こども部屋が広いと成長していくにつれリビングに集まらなくなるという設計士さんのアドバイスもあり、特に二階リビングに設計していただめ、なるべくリビングに集まるような意味合いも込めています。
そのおかげで、一階のファミリークローゼットやユーティリティーに充分な広さを確保できました。あと、エアコンの温まり方も狭い方が効率的かな?なんて思うこともあります。
サニタリーは広くて生活動線外
一階の奥に我が家のサニタリールームがあります。
ここは、来客時には目に触れない場所なのと、ランドリースペースを広く確保できたので、天候の悪い日などは部屋干しできるようになっています。
ランドリールームの横にファミリークローゼットを設けたので、洗濯→干す→収納(家族全員)が一直線なのでかなり楽ちんです。
二階にあった方が良かったなと思った事は、お風呂に入りに行く時がまぁまぁな移動距離にめんどくさい時があります(笑)でも入ってしまえば着替えから歯磨きまで一気にその場で出来るのでやっぱり楽なんです。
二階リビングは夏場は陽射しが強く暑いこともありますが、逆に冬場はポカポカです。老後の事とか色々メリット・デメリットはありますが、我が家は隣接するおうちとの距離感や、以前建てた経験を元に採用しました。
個人的には、外の視線を全く感じませんので、完全プライベートな空間ができあがり、満足していますしオススメです!
いかがでしたでしょうか。
せっかく苦労して家を建てても、お隣や外の視線を感じてしまい、カーテンを閉める暮らしってもったいないですよね。とはいえ、分譲地などは最初から想定できないこともありえます。
そんな方には、二階リビングはとてもオススメできるなとakiさんのお話をうかがい感じました。カーテンがないLDKってのも素敵です。
個人的には、建築家や工務店さんと建てたおうちかと思ってましたが、ハウスメーカーさんでもデザイン性を重視したおうちが建つのも大きな気づきでした。
akiさん、ご協力ありがとうございました♩
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