【暮らしのインテリア】夫婦の理想はココにあった!~築35年の中古物件をフルリノベーション(hello__ieさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回ご協力いただくのは築35年の中古物件をフルリノベーションされたおうちにお住いのhello__ieさん(以下つばささん)です。
新築orリノベーション。
マイホームを建てるにあたって大きな分かれ道ですよね。
ムクリのコラムでも、、一軒家のフルリノベーションは実は珍しいんです! そこで、つばささんがこの土地を選ばれた理由や、建築士のご主人と描いてきたマイホームの夢をフルリノベーションによってどう実現させたかなど、これからコラムでお伺いしていこうと思います。
それではつばささん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして、つばさと申します。
30代後半の夫婦と息子(7歳・2歳)と猫のハロー(♀)の4人+1匹で、築35年の中古物件を、夫の設計・監督・施工でフルリノベーションして暮らしています。
この度、我が家の家づくりについてコラムを書かせていただくことになりました。少しでもコラムを読んで下さった方のおうちづくりや暮らしのお役に立つことが出来たら嬉しいなと思っています。
フルリノベーションで叶った夢の家
夫が建築学科の学生だったこともあり、私達夫婦は結婚前から「家」や「マイホーム」についてよく話していました。
二人で建築物巡りをしたり、夫が学校で勉強してきた話を聞いたり、家づくり関連のテレビを見ては、あ〜でもない、こ〜でもないと語り合ったりしていたので、いつしか自然と夫の設計した家に住むことが二人の夢になっていました。
帰る場所があるというしあわせ
結婚、そして長男と次男の出産を経て、家について真剣に考えるようになっていきました。
小さな頃から引っ越し続きだった私は、夫が大学進学で家を出るまで実家で生まれ育ったことがとても羨ましく、息子達にも実家や故郷というものを作ってあげたいなと思っていました。
そのことから、定住する地を決定するのは長男の小学校就学までにという想いもあり、マイホーム計画が現実味を帯びてきていました。
思わぬ予定変更
当時、私たちがマイホームの条件として最初にあげたのは、以下三つでした。
1.新築
2.平屋
3.田舎暮らしで景色が良い
そんなことを考えていたタイミングで知り合いから、近所の住宅街に良い中古物件(2階建て)があるよと教えてもらいました。
しかしこの物件では今まで思い描いていたマイホームの理想とは真逆の条件だったのですぐに却下となりました。
その後、長男が幼稚園に入園してお友達付き合いが始まり、色んな人と交流をしていくうちに、子育て世代の我が家にとって、憧れの田舎暮らしよりも、住宅街に住むという選択肢もアリなのかもしれないという話題が夫婦間で出るようになっていきました。
それから、マイホームを建てる際のコスト面での話し合いが始まり、新築で建て替えるのと中古物件をリノベーションするのとでは、金額的に圧倒的な差があることもわかってきました。
加えて、設計する側の夫にとっても、一からの図面作成や確認申請等の事務処理などの労力と手間にも大きな差がありました。
それら色々なことを考慮した結果、私たちは新築よりもフルリノベーションにすることでコダワリたい部分にお金と時間を費やそう!というカタチを選択することになりました。
動き出した夫婦の夢
土地とリノベーションに対して前向きに考え始めると、以前知り合いに教えてもらった例の中古物件が気になりだしました。
その間取りを見ては「ここの壁を抜いて 二部屋を一部屋に…!」「ここに窓があれば…!」と、20代前半より夫婦間で語り合って溜め込んでいたアイデアが溢れるように湧いてきました。
そうなると話はトントン拍子で進み、ありがたい事に夫の勤務先の工務店で、夫による設計・監督・施工という、自邸建設の夢を叶えさせてもらうことが出来ることとなりました。
私たちが選んだ街
マイホームを建てたこの地は、古い住宅街で住んでいるのは私達の親世代の方が多く小さなこどもが少ないので、息子達はご近所の方々にとても可愛がってもらっています。
多くはないけれど息子達と年の近いこどももちらほらいるので、こども達は楽しく遊び、母達は地域や学校の情報交換が出来たりと、今では本当にこの土地・この家に決めて良かったと思っています。
はじめの条件にあった、景色が良いというのは混み合った住宅街だとなかなか難しいとは思いますが、我が家の土地がちょうどコの字型路地の突き当たりで目の前に建つ家がなく、山まで視線が抜けるので、思いきって前面に大開口を設けました。
外からの視線が気になるかな?と心配していましたが、我が家が突き当たりに建っているので、人の行き来も少なく、昼間はロールスクリーン全開で気持ち良く過ごせています。
フルリノベーションという選択
我が家の場合、建物自体を支える躯体以外はほぼ全て取り壊しスケルトン状態にしました。
リノベーションの醍醐味でもある、新築にはない味のある雰囲気や無骨さなどはありませんが、間取り変更や水回りの移動などフルリノベーションだからこそ出来たことが沢山あったと思います。
フルリノベーション前はお風呂だったこの場所は今では気持ちよく風の通り抜ける玄関となって生まれ変わりました。
そんなフルリノベーションの魅力について次回以降もお話出来たらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
ご主人の設計・監督・施工という、夢のマイホームを建てられたつばささん。新築でなくても、たとえ住宅街の中でも、やりたかったことや眺望の良さを諦めずに理想のおうちを実現されています。
築50年近い家を新築で建て替えた我が家も、もしまだ家を建てていなかったらフルリノベーションという選択肢もあったのになぁと思ってしまうほど、リノベーションって色々なことが出来るのですね。
写真でも紹介されているように、お家の中に本格的なボルダリング設備があったり、猫のハローちゃんが暮らしやすいように工夫されていたりと、つばささんのお宅にはご夫婦のアイデアが満載で次回以降のコラムが早くも楽しみです♪
つばささん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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