日常にちょっとした高級感を。水まわり製品を、定番モデルから最新モデルまでご紹介〜GROHE(グローエ)南青山ショールームを取材〜
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普段何気なく使うモノ。
使い勝手は当然ながら、見た目やデザインにもコダワルと気分も上がりますよね。
ムクリでもご紹介する機会の多いアイランドキッチン。最近人気です。また、読者の方で家の中に居るときはキッチンに立つ時間が一番長い!という方も多いと思います。
中でも「水栓」は家族誰もが使い、モノによってはインテリアのポイントになったりします。
そこで、今回は「GROHE(グローエ)」の南青山ショールームに伺い、GROHEの魅力から最新モデルまでお聞きしてきました。
ご案内いただいたのは、GROHE南青山ショールームの藤井さんです。そして、今回の取材のアテンドは、楽天リフォームでも住設プロデューサーとして活躍するリリパの小林さんです(ありがとうございました!)
▼最新情報はfacebookページよりご覧いただけます。
ーー表参道駅より徒歩10分ほど歩くと、GROHE南青山ショールームが見えてきます。店内に入り二階へと登ると、何十種類もの水栓がお出迎えしてくれます。
ーー藤井さん、本日はよろしくお願いします。
実は、私(編集長)とyukiさんもGROHEの水栓を使っておりまして、最新モデルなど色々お話聞けるの楽しみにしてました。
藤井さん:
ありがとうございます。
最近でこそGROHEの名前を知ってる方も少しずつ増えてきていますが、まだまだ認知不足の状況です。
ぜひ、ムクリさんを通じてGROHEの特徴など知っていただければ幸いです。
使うたびに喜びを感じるデザイン
ーー早速ですが、この入り口のハンドシャワーはどれも個性的ですね。
藤井さん:
定番モデルから最新モデルまでのハンドシャワーを多く揃えております。
お手元のハンドルをまわしていただければ水がでます。実際にシャワーの散水パターンを確認していただけるスペースになっております。
このようにオーバーヘッドシャワーからも水が出ます。
ーー実際にいくつか触ってみても良いですか?
藤井さん:
はい、もちろんです。
ご自由に手に取ってみてください。
ーーパッと目についたのはコレです。
この一番左の中央部に穴が空いたシャワーって珍しいですね!
ーー思わず写真を撮りたくなる。
藤井さん:
こちら「レインシャワーアイコン100」という製品です。
グローエドリームスプレーという技術により、ノズルから水が均等に散水されるよう設計されてますので、通常のハンドシャワーと同じように使えます。
また、中央部に穴があるのは軽量化のためです。
ーー小さい子どもにとっては重たくて危なっかしく感じることもあります。
藤井さん:
そうなんです。
小さいお子様でも安心して使用できるくらい軽量化されています。もちろん、大人が持ち続けても疲れません。
実際に持ってみて試してみてください。
ーー確かに軽い!
ちょっと水出してみますね。
ーー水当りも十分です。
藤井さん:
ドーナツ型ですが、中心にも散水するよう設計されております。
なお、今回見ていただいたブルーは、南青山ショールームのみの限定カラーとなっております。
ーーなるほど。
黄色とピンクはなかなかヨーロッパなお風呂に似合う感じですね(笑)編集部の好みはグレーです!!
藤井さん:
ありがとうございます。
こちらはGROHE公式オンラインストアと南青山ショールームで取り扱っております。GROHEは基本シンプルなデザインが多いので、ちょっと遊びゴコロのある製品です。
左奥にあるハンドシャワーは人気の高い製品群です。
特に、一番奥の「パワー&ソウル」が最新モデルの一つです。
シャワーの後ろにある切り替えボタンがついてまして、そこを押すと4種類(レイン、レインO2、ジェット、ボコマ)のシャワーに簡単に切り替えることができます。また、2種類、3種類のボタンを同時に押して複数のシャワーを組みあわせることもできます。
中でも「ボコマスプレー」が特徴です。
ーーボコマ???
藤井さん:
聞きなれないですよね(笑)
「ボコマ」とは、古代よりオーストラリアのアボリジニの人々の間に伝わる、竹や小枝を利用したヘッドマッサージのことを指しています。
「パワー&ソウル」のボコマスプレーは、強めのシャワーが広がったりすぼまったりして、頭や背中を心地よく刺激してくれます。
実際にこちらも触ってみてください。
ーーあ〜これいいですね(下記動画をご覧ください!)
シャワーの切り替えって実際あっても使わないケースがありますが、手元にあれば簡単に使えますね。
最後に映ってるのがボコマスプレーですね。湯船につかる習慣の少ない欧州ならではの発想かもしれないですね。
藤井さん:
詳細は以下動画もご覧いただければ幸いです。
毎日のシャワータイムをより豊かに、充実したシャワーライフをお楽しみいただけます。
加えて、GROHEは各国の検査機関をクリアしておりますので、品質も安心してご利用いただけます。
ーー私(編集長)はアフターサービスもしっかりしていて満足しています。
少し話変わりますが、貴社製品のレビューに「水圧が低い」と書かれてるのをちょこっと見かけましたが、正直そういったことってあるんですか?
藤井さん:
「水圧が低い」と言うより、シャワーの肌当たりの感触のことを仰られるケースはあります。水栓の種類で水圧は変わりません。
ーーと言いますと?
藤井さん:
基本的に、水栓から出る水量は各ご家庭の給湯設備に依存します。ご使用いただいた感想として水圧が低いと感じるのは、肌に当たる水当りのことを指しているケースだと思われます。
ーーほうほう。
藤井さん:
例えば、ハンドシャワーから出る水量を減らしたecoが特徴の製品の多くは、水と一緒に空気を出しています。そうすることで、少ない水量でも勢いが出るように設計されています。
また、水が出る穴を小さくすると、同じ水圧でも押し出す圧が増し、勢いが出ます。例えば、よくあるホースの出口を手でぎゅっと狭めると水の勢いが増しますよね。それと同じ原理です。
ーーあ〜なるほど!
藤井さん:
ですから、水圧が低いというのは違って、ハンドシャワーの形状によって肌での感じ方が変わるというのが正しい理解です。
ーーめっちゃ勉強になりました!!
今のように説明を受ければ確かに当たり前の理論ですが、そこまで考えが及ばないですよね。。。
ありがとうございます!!
藤井さん:
とんでもございません。
ーーさて、先ほどのシャワーに話を戻しまして、冒頭でも触れたオーバーヘッドシャワーってまだ馴染みが薄い製品かと思いますが、いかがですか?
以前、他メーカーさんの取材では最近人気がで始めてると伺ったことはあります。
藤井さん:
はい、以前と比べて増えてきている印象です。
近年ホテルで体感し、どうしても欲しい!と目的を持っていらっしゃるお客様は、迷わずご採用いただいております。
頭上から身体をやさしく包み込むようなお湯が流れてきますので、日常の疲れを癒し、リラクゼーション効果が期待できます。実は、湯船に浸かるのと同じように身体を温めることができるのもメリットです。
ーーyukiさんが関わったリノベーションハウスでもオーバーヘッドシャワーを採用しました。予算も限られた中でしたが、お風呂って一日の疲れを癒す場所でもあると思ったんです。
そこで、GROHEさんのオーバーヘッドシャワーを採用し、特別な空間、毎日のお風呂が少しでも楽しめるようにと考えたんです。
藤井さん:
ありがとうございます!
先ほど申し上げた通りしっかり身体を温めることもできますが、加えて、GROHEが目指す「使うたびに喜びを感じて欲しい」という想いを体現した製品でもあります。
yukiさんのその想いとても共感しますし、嬉しいです。
シャワーのみというのはまだまだ欧米のみですが、国内でもこれから少しずつ取り入れる物件(マンションやホテルなど)も増えていくと思っています。
ーー種類はこの外付けのタイプと壁付けのタイプですか?
藤井さん:
はい、その二通りになります。
ただ、国内ですと頭上からシャワーヘッドまでの距離を30〜50センチ離して利用することを推奨していますので、その点ご注意いただき、設計の段階でオーバーヘッドシャワーを導入するかどうか決められることをオススメしております。
GROHE取り扱い店のショールームにも展示していますので、ぜひ足を運んでいただけると嬉しいです。南青山ショールームでも豊富に取り揃えていますので、お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。
ーームクリ的視点でやはり日々のお手入れは気になるところです。
藤井さん:
まず、オーバーヘッドシャワーは形状が平なため、表面張力で使用後に水が滴りにくい設計になっております。そのため、シャワーの表面はカルキ汚れがつきにくい構造にはなっています。
普通のハンドシャワーは壁に掛けると斜めになるので、シャワー内に残っていたお湯が滴りカルキ汚れはつきやすいです。
ーー上の写真はシャワーを止めた直後の写真になります。水滴は滴れてきませんでした。
藤井さん:
あとは、シャワーのノズルは柔らかいシリコン製で、なぞるだけで汚れが取れやすいつくりになっています。定期的に中性洗剤で洗っていただければお手入れとしては十分かと思います。
一つ注意点として、GROHE製品は独自のクロームメッキを施し、その美しい光沢が特徴なのですが、特に酸性(アルカリ性もできれば避けた方が良い)の洗剤で洗ったりつけ置きをすると変色の原因になります。必ず中性洗剤のみでお手入れしてください。
クロームメッキは、毎日乾いたクロスで拭きあげるだけでも美しさは持続します。
インテリアにもなる、スタイリッシュな水栓
ーーGROHEと言えばこの水栓。
Instagramでも見かけたことある人も多いと思います。私(編集長)も最初に見たときは「何これ!!どうなってんの?!」ととても驚いたことを思い出します(笑)
やはり、この高さのある水栓が人気ですか?
藤井さん:
こちらは「K7」というシリーズになります。
かなりインパクトのあるデザインです。
また後ろにある「K4」というシリーズも人気です。
「K7」はもうご覧の通り見た目のインパクトがあるので、なかなかキッチンに設置した時にイメージが湧きにくい(主張しすぎるかも?)と悩まれる方もいます。あとは、スプリング部分が長いのでお手入れを気にされる方もいます。
「K4」はスタイリッシュでありつつ、エレガントな印象ですので、キッチンにもインテリアにも馴染むと思われる方が多いですね。
ご主人さまが「K7」、奥様が「K4」で意見が割れることが多いです(笑)
また、最近では「ミンタシリーズ」という、円柱をモチーフとしたシンプルで細みのラインが特徴の水栓も人気です。
その他にも寒冷地仕様であったり、浄水器付きの水栓など多数ご用意しておりますので、WEBサイトやショールームをご覧ください。
ーー特にアイランドキッチンが流行ってるので、水栓ってリビング・ダイニングから見た時にも結構重要な役割を担ってますからね。
この輝くクロームメッキはぜひ採用したいところですね。
あっ!と言わせる最新商品と環境への取り組み
藤井さん:
最後にGROHEの新製品をご紹介させてください。
こちらの水栓「GROHE BLUE(グローエブルー)」という製品になりますが、このハンドルをまわすと・・・「炭酸水」が出ます。
ーー!!!!!!!
(ビックリマークの数で驚きを表現してますが)
一同言葉が出てきませんでした(笑)
藤井さん:
「Child(冷たい浄水)」「Medium(微炭酸)」「Sparkling(強炭酸)」の三種類でます。
グローエブルーは、グローエが開発した画期的なウォーターシステムです。水道水を専用のカートリッジで浄水し、冷水と二種類の炭酸水を楽しむことができます。
水道水をろ過したのち、最適な温度の「冷水」にし、キッチンの水栓からダイレクトにより「おいしい水」を楽しめるようにした製品となっています。
ーー冷水にするとはどういうことですか?
藤井さん:
おいしい炭酸水を作り出すためには冷えた水である必要があります。そのため、グローエブルーではシンクの下に専用のクーラーが設置されています。
このクーラーによって冷やされた浄水に炭酸ガスを混ぜて、できたての炭酸水が水栓から直接出る仕組みになっています。
ーー(笑)
凄すぎます。
藤井さん:
欧米ではペリエのように炭酸水が食前に出たりしますので、そのような文化の違いがあります。
現在国内では一般のご家庭に限らず、企業様やイベント会場などさまざまな引き合いを多くいただいております。「グローエブルー」は、GROHEの目指す世界を表した製品でもあります。
GROHEのバリューの一つに「サスティナビリティ」があり、貴重な資源を無駄にしないために、水やエネルギーを節約する、機能的で高品質の水まわり製品をお届けしています。
ペットボトル飲料1リットルを作るのに約7リットルの水が必要といわれています。グローエブルーを使用することで、ペットボトル飲料がもたらす環境への影響や、エネルギー消費を抑えることができ、さらに資源や経費の削減にも繋がります。
「炭酸水」と聞くと非日常を感じるかと思いますが、GROHEへの環境に対する姿勢の一つだと知っていただければ嬉しいです。
ーー素晴らしいです。
確かにちょっと豪華な水栓って最初に思いましたが、水がなければ水栓も必要ないんですもんね。そうやって、環境改善を一緒に考え取り組んでいくことが、GROHEの価値にも繋がっていきますよね。
ありがとうございました!
他に新しい製品とかはありますか?
藤井さん:
こちらになります。
先ほどとは変わって、デザインを強調した水栓です。
実は、最近多いご要望の一つにゴールド仕上げのカラーを探されてる方がいます。
一般家庭の水栓はクロームメッキがメインですが、やはり人とちょっと違って水回りにも変化を加えたいという方に人気の製品になっています。
ーーマットな色合いがいいですね。
最近モダンテイストを取り入れたおうちを見かけるようになってきたので、これも人気がでそうです。
藤井さん:
ありがとうございます。
GROHEでは、水栓だけでなく、洗面やトイレといった水回りの製品を取り扱っています。ぜひサイトなどご覧いただければ嬉しいです。
ーー藤井さん、ありがとうございました!
いかがでしたか?
幅広いデザイン・クロームメッキ、日々の暮らしの中に少し違った変化を出したり、毎日使うモノだからこそ上質でありたい、そんな想いを表現した製品ばかりでした。
そして、デザイン性だけではないGROHEが目指す世界、水を大切にする姿勢が知れたこともとても学びになりました。
ムクリも自分たちの想いやコダワリを記事や映像でお届けしてるので、共感する部分もあり、収穫の多い取材となりました。
(編集:編集長)
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