【暮らしのインテリア】インテリアは自由に。映画で観た外国の家のように、壁を飾りたくて〜私の暮らしを豊かにしてくれるもの(1214marronさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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壁を彩る。フォーカルポイントだらけの我が家
若い頃にみた映画にでてくる外国の家は、リビングや寝室、階段やトイレと様々な場所の壁にいろいろ飾ってありました。
無造作にみえて、計算されたバランスで写真やものが配置されていて、そんなインテリアに憧れました。
賃貸に住んでいた時は、退出のことを考えて壁に何かを飾るのは気が引けていました。
引っ越しをした時も、綺麗な壁をみると「少しでも綺麗な状態で住みたい。穴をあけて失敗したらどうしよう」とためらっていた私に、「せっかく自分の家になったのに、穴ひとつもあけられないの?」と夫が一言。
「そうだ。私は飾ることに憧れていたんだ」と思い出し、今では躊躇せず穴をあけまくっています。穴はパテで綺麗にふさげると学びました。
今ではフォーカルポイントだらけの我が家の壁について、今回はお話をさせてください。
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我が家の壁は全てペイントです。入居当時は廊下と低い間仕切り壁だけ青、それ以外は白にしてもらいましたが、住みながら自分達で壁紙を貼ったりペイントして暮らしを楽しんでいます。
塗り分けした小さな壁
白壁だった一面をペイントすると決めたものの、優柔不断の私は色を決めるのも一苦労。
その頃、海外のインテリアで複数の色で塗り分けした壁を多くみかけていたのでその方法を取り入れることにしました。
白をいかして、マスキングして塗り分けをするので技術は必要ありません。ポイントは、マスキングテープの粘着が強くなってしまう前にはがすこと。
にじみ防止のため、ゆっくりはがすのがコツです。マスキングをはがす時のワクワク感は楽しいですよ。
ペイントは「COLORWORKSカラーワークス」で選んだグレーとグリーンに。後から、どうしても使いたくなったピンクをちょい足し。
塗料は嫌な臭いもしないし、塗りムラもなく素人でも綺麗に塗ることができました。
◯塗り分け塗料詳細
・グレー:HIP mini グレー
・グリーン:HIP No8115D
・ピンク:FARROW&BALL No278
トイレの壁に「オンデマンド・エコカラット 」
フルリノベーションした我が家ですが、間取りは変えられても新しい窓をつけることは叶わずトイレやお風呂は窓がありません。
気になるのは、臭いや湿気。それを少しでも解決できる「オンデマンド・エコカラット」をトイレの壁に貼りました。
調湿効果と脱臭機能がついたタイルを、マグネットで壁に設置します。
我が家は4枚のタイルを使ってひとつの花の写真になるように飾っていますが、アートな写真以外にイラストや自分の写真をタイルにして、1枚だけ貼ることも可能。
必要なものはキットで同梱されているので、簡単に施行できます。
トイレの天井に壁紙を
トイレの天井を見上げる機会はあまりないと思いますが、密かな遊び心として壁紙を取り入れました。
引き渡し前に貼ってもらう予定でしたが、この狭いスペースだけに職人さんにきてもらうのは勿体なくて、自分達で貼ることに。
選んだのは「輸入壁紙専門店WALPA」で扱っている、「merciのティンタイル柄の壁紙」 。
デザインの好みはもちろん、1m単位で買えるのでお得だし柄あわせも難しくなさそう。という理由で選びました。天井は腕と首がつかれるので、面積狭めをおすすめします。
◯トイレ天井壁紙
・WALPA:merciとNLXL社のコラボティンタイル柄壁紙 WALPA別注モデル(BROOKLYNTINS TIN-J1)
壁のペイント塗り替え
住んでいるうちに、インテリアのテイストや好みが変わったりしませんか? 入居当初に選んだ青い壁も大好きでしたが、少し今の自分達にはこどもっぽく感じて塗り替えすることにしました。
選んだのは「PORTER’S PAINTS ポーターズペイント」の鉄錆塗料です。本物の鉄が入っている塗料を塗って、その上から酸化材を塗って鉄を発生させています。
◯塗料
・PORTER’S PAINTS:LIQUID IRON (リキッドアイアン)
黒ベースの他に白ベースもあり、酸化剤を何度塗るかによって変わります。その他に気候や湿度などで鉄の出方が異なるので、少し難しい塗料ですが想像できない喜びが味わえます。
壁の色は、時間や季節や角度によって全然違ってみえるので、飽きることがありません。ショールームで相談後、ペイントのアドバイスをいただけたので安心して塗り変えできました。
壁一面を塗り替えや壁紙を貼るのはハードルが高くても、お気に入りのコーナーを作って飾ると、家時間が楽しくなると思います。
今は、はがせる壁紙や壁紙の上から塗れる塗料などもあるので、賃貸の方でも気軽に飾ることができると思います。
このコラムを読んで、インテリアは自由に楽しんでいいんだと少しでも思っていただければうれしいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いつもオンリーワンのセンスを魅せてくれるasamiさん。今回は壁のお話でした。
トイレの天井の壁紙を見て、asamiさんが素敵に使っているからこそ「いいな」と思うけれど、これを商品として単体で見た時に、私には魅力に気づく自信がありません。
壁の塗り分けも鉄錆の塗料も同様に、asamiさんがその魅力に気づかせてくれました。
「とても個性的なセレクトばかりなのにまとまり感がある不思議。」
毎回そう思いながら、レッスンを受けるような気持ちで楽しみにしていたコラムも、今回が最終回となりました。またどこかでお話をお届ける機会があれば嬉しいです。
asamiさん、長い間ありがとうございました!
(編集:kaori)
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