【暮らしのインテリア】何十年後も好きでいられるように。あえて古い雰囲気を出した温かみのあるリビングダイニング〜育児と家事がしやすいこだわりの家(ie_aoiさん)
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ひとつひとつに愛着を持って。深い味わいのあるヴィンテージインテリア
執筆者:@ie_aoi(aoi)さん
こんにちは、aoiです。今回は我が家のリビングダイニングについてお話しようと思います。
第一回目のコラムで触れたように、インテリアの好みが合わない私たち夫婦。そのため部屋ごとに内装の決定権が分かれているのですが、リビングダイニングは妻の私担当。
だから、お家作りでもその後のインテリアでも一番力を注いでいる場所なんです。
aoiさんの前回までのコラムはこちら
主役は床。他は色味を統一して脇役に
お家作りをする中で私が一番やりたかったのが、ヘリンボーン張りの床にすることでした。
大工さんの手間がかかり施工費がかさむデザインなのですが、「今なら安く手に入る」と、工務店が良い床材を見つけてきてくれたことで、思ったより安く済ませることができました。
とはいえ一階の廊下とLDKを全部ヘリンボーン張りにしたので、相当な面積になりそれなりの値段になりましたが。早い段階で床材が決まってからは、それを軸に他の内装を決めていきました。
リビングのメインカラーは白と黒と木。初めはキッチンカウンターの扉やアクセントクロスをグレーにしようかと考えていたのですが、悩みに悩んで全て真っ白にしました。
家ができてみて、これが大正解だったなと。床や天井がシンプルな分、ヘリンボーンの模様が映えるような気がしています。また、白い壁は光を反射するので、日中は部屋がとても明るくなり過ごしやすいです。
造作のキッチンカウンターでリビングの収納を確保
我が家のリビングは階段や和室、書斎など、色々な場所と接しています。そのため使い勝手はとても良いのですが、家具を置けるような壁やクローゼットがなくて。
そこで、リビングにも少し収納スペースがあった方が良いだろうと思い、キッチンカウンターに造作で収納をつけてもらいました。
リビングと書斎のドアに雰囲気を寄せて、框扉に。海外のようなクラシカルな雰囲気が出て、床との相性も良いかなと思っています。
扉はプッシュオープンにはせず、子どもがいたずらしないようにと、わざと開けにくそうな小さなつまみを施主支給してつけてもらいました。
でも背の高い息子が引っ越してすぐ開けられるようになってしまい、そのこだわりは無駄になったのですが。。。現在一歳になった娘はまだ扉を開けられないので、少しは役に立っているかな、と思います。
後ろ姿に惹かれて選んだダイニングチェアとソファ
我が家のダイニングには、新品から古いものまで様々なチェアが並んでいます。
アーコールのものやカシワ木工のものなど、デザインやメーカーも様々ですが、スティックバックのデザインで揃えたことで統一感のあるダイニングになったと思っています。
さらにはダイニングの雰囲気に寄せて、ソファもスティックバックのものに。
MOMOnaturalのクラウドソファです。我が家はソファを置く位置が壁付けではないので、後ろ姿も重視して選びました。
後ろ姿や脚のデザインが可愛いし、座り心地も良くてお気に入りです。
窓とカーテン
我が家にはリビングに掃き出し窓、ダイニングに腰高窓があります。
ダイニングの窓は中央にfix窓、両脇に滑り出し窓をつけました。fix窓だけがスッキリと見えるように、普段は滑り出し窓の太い窓枠をカーテンで隠しています。
カーテンレールはリビングダイニング共に天井付けにしました。
カーテンは無印良品のもの。ポリエステルのレースカーテンの上にコットンのカーテンを重ねています。両方ともひだ無しのフラットカーテンです。フラットにしたことで布をさらっとかけたようなラフさが出て良いかなと。
コットンはすぐにシワになるので、シワが嫌いな人はすごく気になるかもしれませんが、Instagramではこのカーテンを結構よく褒めていただくんです。
ずっと眺めていたくなるお気に入りたち
引き渡しから約一年半。この家に合いそうなインテリアグッズをじっくり探しては、ちょっとずつお気に入りを増やしてきました。
ダイニングの飾り棚にある古いかせくり器はイタリアから購入したもの。かせくり器のアームって可愛いですよね。この色褪せた木の感じも好きなんです。
和室入り口付近にあるシザーランプはデンマークで作られたもの。優しい光は一気にお部屋を良い雰囲気にしてくれます。
大きな鏡はアメリカのヴィンテージ品。壁掛けしたいのですが、想像以上に重たくて苦戦中です。枠のデザインが気に入って。
秋冬はリビングにヴィンテージのトルコラグを敷いて季節のインテリアを楽しんでいます。遊び毛の手入れは大変ですが、手織ならではの味のある模様がたまりません。
ヴィンテージの家具や雑貨の似合う、古くなっても味わいが増すような家に
ヴィンテージの家具や雑貨が好きな私。そして、家具や雑貨だけでなく、お家も海外の古い民家やヴィンテージマンションのような、ちょっと古い雰囲気が好きだなぁと感じていました。
そこで内装は、新品のものであってもレトロな雰囲気を感じられるものを選んだつもりです。ちょっとドアのペンキが剥がれたり、床やテーブルにシミがついたりしても、それが良い味を出してくれる気がしています。
家具や雑貨もまだまだ揃えたいものがたくさんありますし、10年後、20年後、もっと素敵な家になっていれば良いなと思います。
落ち着きがあり、どこか古さや懐かしさを感じるようなaoiさんのおうち。新築でありながら、年月が経っているかのような深い味わいと温かみを感じる雰囲気が出ていて素敵だな〜と思って見ていました。
主役のヘリンボーンの床を軸に、家具や雑貨、インテリアひとつひとつに対しての向き合い方にaoiさんが一番力を注いだ場所というのも伝わってきて、ヴィンテージに詳しくない私もついその魅力に惹きつけられてしまいそうになりました。
様々なインテリアジャンルの中でも、ヴィンテージやアンティークのものって流行り廃りがなく、いつの時代でもずっと愛されていますよね。流行りにとらわれることなく、昔から変わらない魅力。家も新築時が一番美しいのではなく、何年後も美しい家でありたいものです。
傷やシミも深い味わいとして楽しみ、時間が経つほどに愛着が増すそんなお家が理想ですし、あえて古い雰囲気を出したaoiさんのお家はずっと色褪せない気がしました。
aoiさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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