【暮らしのインテリア】ベースカラー3色をバランス良く取り入れた洗面所と落ち着いた雰囲気を目指したトイレ〜中庭があるロの字型の家(y_home_1225さん)
いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。 「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。 注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。 インテリア中心のコラム・記事は一覧はこちらよりご覧いただけます。 独立した空間だからこそ、使う場面をしっかり想定して 執筆者:@y_home_1225(Hitomi)さん 今回で早くも4回目となるコラム。makiさんから〝次のコラムの内容はどうしますか?〟とご連絡をいただくたびに書きたいことが溢れてきて、毎回書くことを楽しませていただいています。 そんな今回は、わが家の洗面所とトイレにフォーカスしたいと思います。 造作の洗面台に、わが家の中で唯一アクセントクロスを取り入れたトイレ。なぜこうしたのか、いろいろな角度から理由も含めてお話したいと思います。 Hitomiさんの前回のコラムはこちら https://mukuri.jp/article/column/7333159/ 収納も計算し尽くした使い勝手の良い造作洗面所 家づくりが始まり、間取りや建具を決めるのと同時に行ったのが、テーマカラーを3色にしぼること。 木を主役にした家にしたかったため、木の色がひとつ。そして白とグレーの合計3色をベースのカラーにして、インテリアを決めていきました。 洗面所がまさに3色バランス良く取り入れられた場所でもあり、造作、施主支給品あり、とわが家らしさを出せたのではないかと思っています。 ◯洗面台、棚:造作 ◯壁タイル:ニッタイ工業 ベントbe-300 ◯フロアタイル:サンゲツ IS-890 ◯洗面ボウル、壁付け水栓、収納付きミラー:サンワカンパニー (施主支給) アパート暮らしのとき、洗面所の収納が少なく、意外とここに収納しておきたいものはたくさんあると学び、収納の場所と数はしっかり考えた上で造作を依頼しました。 ミラー横の棚の奥行きも、バスタオルや置きたいボックスのサイズを事前に測り、ぴったりサイズに。 中でも、ミラーの収納力には本当に助けられています。ごちゃっとなりがちなものをまとめて引き受けてくれるこの隠す収納のおかげで、洗面台がいつもスッキリできているといっても過言ではありません。 普段出しっぱなしの歯ブラシも来客時にはこの中に入れて、お客様から見えるのはハンドソープとコップのみに。 コンセントの位置についても悩みましたが最終的に、タイル壁の上部分とミラー収納の中に、計2箇所つけることにしました。 ここでは床置きで使う家電はないと思いこの配置にしましたが、ドライヤーも使いやすく今のところ過不足なく生活できています。 床置きしている無印良品の頑丈収納ボックスには、お風呂道具のストック品や歯ブラシ、水遊び道具などを入れています。 洗面所には、季節の彩りも忘れずにいたいところ。実家の庭で摘んだ花や、ブーケで買って一部を洗面所用に分けたりも。 リビングだけでなく1日に何度も使用する洗面所にもこうした楽しみがあると、手を洗うたびに飾った自分ありがとう〜の気持ちになります。 グレーをアクセントにしたトイレ トイレもやはりベースカラーの3色に収め、籠もり空間なのでややグレー多めの落ち着く雰囲気を目指してつくっていきました。 壁排水にすることによって、配管をなるべく目立たないようにしたこともこだわりのひとつです。 ◯トイレ本体:アラウーノ ◯アクセントクロス:リリカラ LL-5593 ◯フロアタイル:サンゲツ IS-890 ◯リモコン:スティックリモコン ホワイト ◯埋め込み収納:造作 ◯ペーパーホルダー:楽天で購入 収納に関しては最小限にしたかったので、造作の埋め込みタイプに。 プッシュオープン扉なので、狭い空間に取っ手という出っぱりが不要な点が理にかなっていて、見るたびこれにしてよかった!と気持ちが高まる場所です。 そしてトイレのドアについては、あえての外開きにしています。廊下が狭いこともあり、内開きでの提案でしたが、中で人が倒れたときに外からでも簡単に開けられるようこの仕様にしました。 こう考えてみると、家づくりって本当にひとつひとつ選択の連続で。細かいところになればなるほど、何でもいいかな…となりがちですが、その選択次第でこれからの暮らしやすさや安全に直結するのだと思うと気が抜けません。 水まわりの特に洗面所とトイレは、滞在時間が短い場所です。しかし、独立した空間だからこそ使う場面をしっかり想定し、〝こうしたい〟をより反映させやすい場所なのではないかと思います。 選択の積み重ねで完成する家づくり。住み始めてからでないとわからないことが多いからこそ、このコラムがどなたかのお役に立てましたら幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 木と白、グレーをベースにした3色の配色が、バランス良く調和された洗面所とトイレ。スタイリッシュさとあたたかみの両方を持ち合わせ、全体のまとまりと落ち着きを感じる素敵な空間でした。 リビングやキッチンなどと違って長い時間留まる場所ではないけれど、毎日必ず利用する場所だからこそ使いやすさと快適さは大切。外開きにしたトイレのドアなど、起こり得る予測も取り入れたり、ひとつひとつ考えられた細やかな工夫がとても参考になりました。 Hitomiさんが言うように、家づくりはひとつひとつ選択の積み重ねの連続。長く暮らしに寄り添える、そんな家づくりをしたいものですね♩ Hitomiさん、ありがとうございました! (編集:maki) 関連するコラム 外の特別感を味わえる醍醐味。我が家にしか経験できない時間を楽しむ〜中庭があるロの字型の家(y_home_1225さん) 立っているだけで気分が晴れやかになる無垢の木のキッチン〜中庭があるロの字型の家(y_home_1225さん) ムクリのコラムはこちらより一覧でご覧いただけます。 Hitomiさんのインスタグラムはこちら