【暮らしのインテリア】土地や工務店とのご縁とタイミングにも導かれて。家族と共に変化していく家づくり〜自然素材でつくる「呼吸する家」(__kago.11さん)
いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。 「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。 注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。 インテリア中心のコラム・記事は一覧はこちらよりご覧いただけます。 コラム執筆者のご紹介 今回より連載がスタートするのは、広い土間玄関からつながる開放感のある吹き抜けリビング、スケルトン階段など、それぞれが引き立つ@__kago.11 (以下、kago)さんのお住まいです。 お家の仕様に加えて家具やインテリアのセレクトもそうですが、シンプルな空間の中で所々に効いたアクセントや色使いにも個性を感じます。 タイミングとご縁があったという土地探しから工務店との出会いなど家づくりのはじまりから、家づくりに取り入れたことなどを初回のコラムでお話いただきました。それではkagoさん、よろしくお願いします! はじめに自己紹介 初めまして、kagoと申します。この度ムクリ様よりお声がけいただき、大変恐縮ながらコラムを書かせていただくことになりました。 我が家は、夫、私、娘2人(小4、小2)の4人家族です。家を建ててから、もうすぐ5年が経とうとしています。 家を建てるまでの経緯や、工務店さんとの出会い、家づくりのテーマなどをお話できればと思います。これからお家を建てる予定の方、家づくりをされる方の少しでもお役に立てましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 住むほどに味わいが増し、愛着が感じられる住まいに Processed with VSCO with c1 preset 土地との出会い 子どもたちが成長するにつれて次第にマイホームへの憧れが強くなり、私たちの家づくりは長女の入学が近づいたタイミングで土地を探すことから始まりました。 まず私たちが土地探しで重要視したことは、職場までの距離、学区、陽当たりの良さでした。 その条件を満たす場所をある程度絞ってから土地探しを始めたものの、なかなか決まらず物件サイトとにらめっこの日々。Googleで『土地 見つからない』で検索してみたことも。笑 そして、いくつか実際に土地を見に行った際に、見に行った場所とは別の、まさにこれから更地にして売り出す予定の土地を不動産屋さんが紹介してくださいました。そこはまさに私たちが求める条件が揃っていて、すぐに契約へと至りました。 工務店との不思議なご縁と選んだ決め手 土地が決まると次は建築会社選び。初めは、知り合いの方から紹介していただいたハウスメーカーをいくつか見学に行きましたが、なかなか決め手となる所がありませんでした。 そんな時、夫の仕事で繋がりのある工務店さんとの出会いがありました。よくよく話を聞くと、その工務店の社長ご夫婦は、私が独身時代にアパレルの仕事をしていた時のお客様だったのです。 不思議なご縁を感じながら、早速オープンハウスに行きました。その工務店さんで作られたお家は、私たちが理想としているイメージに近い素敵なものばかりでした。 また、オープンハウスということで、実際に住まわれている様子が見ることができたのも大きかったように思います。 社長さんにお会いするのも十数年ぶりでしたが、その変わらず穏やかで親しみやすいお人柄にも惹かれ、お願いすることになりました。 今回このコラムを書くにあたり、当時のことを夫に色々聞いた時も、あの社長さんの笑顔を見たらお願いしますってなっちゃうよね〜と言っていました。笑 また、打ち合わせの際に訪れた事務所(スタジオ)が、実際の建築実例と同じ素材を使ったリビングのようなつくりになっていて、そのデザインやインテリアも素敵だったので、自分たちの好みや感覚と近いと感じられたのもポイントでした。 我が家は土地探しも、建築会社も、タイミングが合って素敵なご縁に恵まれました。家を建てるという作業は、家が建つまで幾度も顔を合わせ話し合います。 決めることも沢山で、私の場合、はじめの頃は打ち合わせで思っていることを上手く伝えることができない時もありました。そんな時も繰り返し確認してくださり、言葉足らずな私たちの思いを汲み取って形にしてくださいました。 この方たちとなら楽しみなら家づくりができそう!という感覚は、思いを人に伝えることが苦手な私にとって、とても重要なことでした。 家族と共に家も時を重ねていく 具体的な家づくりの話を進めていく中で、初めに提案していただいたのが自然素材でつくる「呼吸する家」でした。 「呼吸する家」の名前の通り、触れる素材はすべて生きた素材。壁は珪藻土、床は無垢床。場所によって風合いの違いがあり、家族と共に家も時を重ねていきます。 設計はコートハウスの考え方を取り入れ、インナーテラスを採用し、外からの視線を気にせずに窓を開けることができます。また、吹き抜けから光を取り入れることで、明るく心地よい空間となりました。 リビングと玄関に間仕切をあえて設けないことで、開放的で奥行きのある空間となっています。仕切りが少ないことで家族との距離も自然と近く感じられます。ベースはシンプルで飽きのこないデザイン。 本物の素材を使うことにより住むほどに味わいが増し、愛着が感じられる住まいは、自分たちも年を重ね子どもも成長していく中で、その時々の自分たちのライフスタイルに合った生活ができるのかなと思います。 家族と一緒に変化していくこの家を、これからも楽しんでいけたらなと思います。 家づくりはご縁とタイミングが大切とよく耳にしますが、kagoさんの土地探しと工務店さんとの出会いもまさに、不思議で素敵なご縁だったのですね。 自分たちの思いを汲み取って形にしてくれる、そんな方々と一緒に家づくりができるってすごく理想的ですし、それによってできあがる家もきっと変わってくるような気がします。 kagoさんの素敵なお住まいのテーマでもある、自然素材でつくる「呼吸する家」。お家を見渡すと、思わず目を引く魅力的な部分がたくさん。次回以降のコラムで、また詳しくお話いただけるのが今から楽しみです♩ kagoさん、ありがとうございました! (編集:maki) ムクリのコラムはこちらより一覧でご覧いただけます。 kagoさんのインスタグラムはこちら