【暮らしのインテリア】どんな家にしたいかではなく、どんな暮らしがしたいか〜家族がゆるりとつながる築10年超の家(____sndy.xxさん)
いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。 「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。 注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。 インテリア中心のコラム・記事は一覧はこちらよりご覧いただけます。 コラム執筆者のご紹介 今回からコラム連載がスタートするのは、以前に単発のコラムでお世話になった@____sndy.xx(以下、sachi)さん。30坪のおうちで季節を楽しむ暮らしをされています。 初回は、家を建てた時に考えていた夫婦の理想の暮らしや、それを実現するための出会いについてのお話です。それではsachiさん、よろしくお願いします。 はじめに自己紹介 OLYMPUS DIGITAL CAMERA sachiと申します。20代の頃に建てたおうちは築10年以上になり、その間に息子2人が生まれて家族4人で暮らしています。 ご存知のように、"家づくり"は建てたあとも続きます。このコラムでは、家を建てた5年後、10年後のイメージがわくようなお話ができたらいいなと考えています。 初回は、私たちが家を建てた時に考えていたことについてお話ししたいと思います。 建てたあとの暮らしをイメージしてみる 家づくりのはじまり 約10年前に家を建てた時、家づくりの知識も経験もない20代の私たちがよく話していたのは、"どんな家にしたいか"についてではなく、"どんな暮らしがしたいか" でした。 「ずっとは一緒にいなくてもいいけど、せっかく一緒に暮らしているんだから、なんとなく家族の気配を感じられて、自然と集まりたくなるような場所がその真ん中にあったらいいね!」 「そこに友達も加わったら、もっと楽しいよね!」 これが夫と描いていた理想の暮らしでした。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 私たちの思い描くイメージがしっかり伝わるように、雑誌の切り抜きでスクラップbookを一冊作りました。いまはSNSがありますね! こうして「家族みんながゆるりとつながる暮らし」を目指し、私たちの家づくりが始まったのです。 ここにお願いしよう!と決めた日 OLYMPUS DIGITAL CAMERA ハウスメーカーや設計士さんは、3社に厳選して相談しました。もう10年以上前なのに、ここにお願いしよう!と決めた日のことを今でもハッキリ覚えています。 その会社の建築家さんから手渡された資料の一枚目には、「間取り」ではなく、私たちの想いを汲み取った「コンセプト」が絵でビジュアル化されていました。 もちろんラフではありましたが、見てすぐに「家族がゆるりとつながる暮らし」が描かれているように感じました。そしてその後、土台となる家づくりの提案がありました。 資料の中身までは覚えていませんが、以下のように言われたと記憶しています。 ・どこにいても家族の気配を感じる、大開口の吹き抜け ・どこからでもアクセスできるリビングダイニング 実際に住んでみて感じたこと 提案を受けて築きあげたのが今の家です。実際に住んでみると、イメージしていた通り◎ 「ただいま!」と1Fの玄関からリビングに入ってきた夫に、2Fにいた私が「おかえり!」と返事をしたり。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 朝、長男が起きてきて吹き抜けから「おはよう!」と言ってむにゃむにゃ話しながらリビングに降りてきたり。2Fで身支度しながら、1Fであそぶ次男を眺めたり。 もちろん、16畳ある吹き抜けの代わりに、8畳の空間を2つ増やすという選択もあったと思います。広いWICにしたり、書斎にしたり…使い方も様々でしょう。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA でも、私たちには今のこの暮らしがとても心地よく、身の丈にあっているように感じています。 間取りに迷っている方も多くいらっしゃると思いますが、スペックだけの議論では見えなくなってしまうこともあると思います。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA そんな時は建てたあとの暮らしをイメージしてみると、住んでからの心の充足感につながるかもしれません。 つたない文章ですが、少しでも気にとまることがあればうれしいです。次回はわが家の中心となっているリビングダイニングについてお話させてください。 最後まで読んでくださってありがとうございました。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 「"家づくり"は建てたあとも続きます。」まさにその通りで、建てる時はできあがったら完成だと思っていましたが、暮らしが続いていく限り、家づくりは続いていきます。 どうせなら、だんだん家を好きになっていけたら嬉しいですよね。そのためには計画段階からsachiさんのように建てたあとの暮らしをイメージするのは大切なこと。 今後の連載の中でも家を建てた5年後、10年後のイメージがわくようなお話をしてくださるとのことで楽しみです。sachiさん、ありがとうございました! (編集:kaori) ムクリのコラム一覧はこちらからご覧いただけます。 sachiさんのインスタグラムはこちら sachiさんの愛用品はこちらから