【暮らしのインテリア】家づくりに感じた理想と現実の難しさ〜古い物と趣味嗜好が調和する家(y_______mvvvgさん)
いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。 「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。 注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。 インテリア中心のコラム・記事は一覧はこちらよりご覧いただけます。 理想の暮らしとのギャップ。住んで気づいた3つのこと 執筆者:@y_______mvvvg(yume)さん 私は、中古物件をリノベーションして暮らしています。既存の住宅ありきでリノベも進めていたので、そういった点ではゼロから家を建てる人に比べると、完成前から住むイメージがつきやすかったかと思います。 それでもリノベーションの打ち合わせのときに「住んでみないと分からない…!」と頭を抱えることも多く、また「こんな風に暮らしたい」と想像していても実際に住んでみたら思い通りにいかなかったこともありました。 今回は、そんな理想と現実のギャップに悩んだ経験を3つ紹介したいと思います。 yumeさんの前回のコラムはこちら https://mukuri.jp/article/column/7337487/ 1.内装選びが難しいと感じた壁紙 打ち合わせのときに工務店の意見を聞いたり、ショールームでサンプルを実際に見て設備などは決めますが、それでも実際にリノベが完成して住み始めると、想像していたものとギャップを感じることが多々ありました。 一つ目が壁紙。 我が家では漆喰壁に憧れて、水回りの壁紙は塗り壁風のものを希望し、沢山のサンプルから一番しっくりくるものを選びました。 しかし、小さな壁紙のサンプルを見たときと壁一面に貼ったときでは塗り壁風のテクスチャーが細かく感じられて、完成を見たとき思ったより和風な印象に感じました。 色はもちろん思っていた通りなのでそこまで大きな失敗ではないですが、内装選びは難しいなと思う出来事でした。 2.建具と建具枠の重要性 そして、内装の中で住んでみて初めて大事さに気づいたのは建具と建具枠です。 我が家の和室の収納は、費用削減と収納の利便性を考え、扉は設けず枠のみ新しくはめています。リノベの打ち合わせをしているときは特に気に留めず、既存の建具に合わせて新しい枠もこげ茶を選びました。 しかし、今では絶対に白にしておけば良かった!!と思っています。 壁は白なので、別に既存の枠が違う色でも統一感は損なわれませんし、白にすることで枠と壁が一体化して、どんなインテリアを置いても邪魔になりません。 我が家ではよく欧米のお家も参考にするのですが、窓や建具枠を注目して見ていると白が多い気がします。 北欧家具など、海外製のインテリアがお好きな方は多くおられると思います。私もそのうちの1人で、海外のお家の雰囲気に近づけたいなら建具枠は白だったな…と悔やんでいます。 現在は和室の枠はDIYで白く塗っています。一箇所塗ると全てが気になり、ゆくゆくは全ての枠を白に塗りたいなと密かに計画しています。 住む前に「こんな暮らしをしたい!」と思っていても、住んでみてから頓挫したこともあります。 3.お掃除ロボットありきの想定 3つ目は、お掃除ロボットを使うことです。 住む前は、「戸建で掃除機をかけるのは大変。できるだけ毎日掃除機をかけたいリビングは、お掃除ロボットを使うぞ!」と意気込んでいました。 その為、ソファなどリビングに置く大きめのインテリアはお掃除ロボットが下に潜れるように足の高さを測ったり、コンセントの位置を決めるときもお掃除ロボットの基地を想定して考えました。 ですが、私はもともと片付けが苦手なめんどくさがりや。家が変わっても、その気質は変わりません。 床に物を放置していてはお掃除ロボットは使えませんし、カーテンやラグの端っこを吸い込んでエラーを繰り返すお掃除ロボットに煩わしさを感じ、購入後一ヶ月も経たずお役御免となりました…。 物の少ない寝室なら使えるだろうと2階にあげたものの、もう一度部屋の位置関係を設定し直すのが億劫でそのままインテリアと化しています。 失敗も自分たちの暮らしに合わせて マイホームを購入するときは、きっと誰でも理想の暮らしを想像してわくわくしていることと思います。実現できたものもあれば、失敗とまではいかないけど想像していたものと違った…ということは少なからずあるものです。 後悔のないように家を建てたりリノベするときは沢山情報を収集して決めることは大事ですが、それでもやっぱり予算やスケジュールの影響で上手くいかないこともあると思います。 入居当初は細かいことに目がついてしまうかもしれませんが、住んでみるとあんまり気にならなくなることのほうが多いです。それでも気になるところがあるなら、DIYで自分で作り変えることもできます。 小さなストレスもアイデアに変えて、ゆっくり自分たちの暮らしに合わせて家も変えていくのも悪くないなと思っています。 家づくりは「住んでみないとわからない」「3回は建てないとわからない」とよく言ったもので、理想と現実の違いを感じることは少なからず誰しもが経験すると思います。 色々な方の経験談や意見も参考になる一方で、人によって感じるポイントもまた様々。yumeさんの言うように失敗や後悔はありつつも、それを住みながら自分たちらしい家に育てていくのも悪くないですね。 インテリアと化したロボット掃除機の佇まいがなんだか可愛く見えましたが(笑)、実際にDIYをしたりとアップデートもされています。変化も楽しみつつ、自分の家をずっと愛せたら良いですよね♩ yumeさん、ありがとうございました! (編集:maki) ムクリのコラムはこちらより一覧でご覧いただけます。 yumeさんのインスタグラムはこちら